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映画のM:i:III(ミッション・インポッシブル3)で、トム・クルーズが変装して悪役のボスになりすますために声紋をコピーする必要があるということで、悪役に銃を突きつけて「この文章を読め」と命令するシーンがありました。文章は、「Mary goes to school..」とかそんな感じの意味のない文章で、要は、これを読むとすべての音素が記録できるという設定なのでしょう。ものすごく緊迫感のあるシーンとへんてこな文章を読まされる悪役のマヌケさ加減のギャップが印象的だった記憶があります。
アルファベットの26文字をすべて含む文章として" The quick brown fox jumps over the lazy dog "というのがフォントの確認なんかで使われることがありますが、それに似てます。
初音ミクというかVOCALOIDも原理的には音素さえ用意すれば、誰の声ででも歌わせることができるわけです(もちろん、歌声を決めるのは他にもいろいろな要素がありますので、完全にまねられるわけではないですが)。実際、クリプトンなどのメーカーはYAMAHAからVOCALOIDのSDK(開発キット)みたいなものを提供してもらって、自社で音素データを加えて製品としているのでしょう。
このSDKが一般公開されてVOCALOIDがカスタマイズできるとおもしろいのですが、たぶん、ビジネス・モデル的にはそういうことはしないでしょう。でも、誰かがリバース・エンジニアリングして勝手にSDKを作ってしまうなんてこともあるかもしれません。
そうなると、街でアニメ声の女の子を見付けると「すみませんが、このカードの文章を読んでもらえませんか」と音素を収集する人たちがでてくるかもしれません(ないない)。
話は変わりますが、初音ミクについては"f"、"v"、"l"の音素は用意してほしかったですね。アップデートか何かで対応できないものでしょうか?
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