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ちょっと前の話ですが、小飼弾氏が、「ウィキノミクス」の翻訳書の書評で(訳がこなれすぎていて)「『ボインボイン』がBoing Boingのことであるというのに気がつくのにしばらく考え込んでしまった」と書かれています。
これは、訳がこなれているかどうかというお話しよりも、本が縦組みであることによります。要するに、基本的に英字は原則カタカナ書きに直さなければいけないわけで、これは特にITがらみのビジネス書の場合、編集上のやっかいな問題となります。
今、私が訳してる知財マネジメント関係の本(結構ビッグタイトルです、請ご期待)でもこのあたり中々苦労しています。「リナックス」、「アイビーエム」、「グーグル」くらいであれば何とかなりますが、「マイエスキューエル」、「エーティアンドティー」、「マイヤフー」になるとちょっと苦しくなってきます。苦肉の策としては、下のように英字で縦組みにするという技もありますが、読みにくくなるのででれきば避けたいところです。
M
Y
S
Q
L
これから先、Web 2.0関連のビジネス書が増えてくると、この問題がますます大変になってきそうです。プログラム・コードや数式が頻繁に登場する理工学書であれば横組みにしてしまうので問題ないのですが、どうも出版界にはビジネス書は縦組みで格調高くしないといけないという暗黙のルールのようなものがあるようです。
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