栗原潔のテクノロジー時評Ver2:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 栗原潔のテクノロジー時評Ver2

知財、ユビキタス、企業コンピューティング関連ニュースに言いたい放題

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2006年11月26日 »

既に有名なのかもしれませんが、Web宝くじシミュレータというサイトを知りました。宝くじやロトがだいたいどの程度当たるものなのかを検証(?)するサイトです。ページを開くとどんどんランダムに抽選してシミュレーションしていきますが、1千万円くらいつぎ込んでも全然当たらないことがよくわかります。まあ、宝くじは期待値30%くらいなので、当然と言えば当然です。極端な話、宝くじ全部買い占めれば確実に損をする(投資の30%しか返ってこない)わけですから。

これに関係して昔読んだギャンブラーの精神構造に関する話(たぶん、蛭子能収氏だったと思いますが、定かではありません)を思い出しました。ギャンブラーにとっては数学的な確率論なんて全然関係なくて、結果は当たるか当たらないかの二通りなので、常に当たりの確率は二分の一というのがギャンブラーの「確率論」(だから、どんどん金をつぎ込んでしまう)だというお話でした。

さらに思い出したのが、大昔にアメリカに留学してた時の話。雑誌(TimeとかNewsWeekとか)をメールオーダーで販売をしてる会社があるんですが、あの手この手で何とか雑誌を年間購読させようダイレクトメールをばかばか送ってくるわけです。雑誌を買った人には、抽選で妙に高額(10万ドルくらいだったかな)の賞金が当たるようになってたりしました。で、ダイレクトメールの封筒に「この中身は10万ドルの価値があるかもしれません」みたいな売り文句を書いて何とか開けさせようとするわけです。

だんだんそれがエスカレートしてきて、封筒の表側に3人の名前が書いてあって、「この3人のうちの一人に10万ドルが当たります」と書いてあるメールが来るようになりました。で、その3人の中に自分の名前が書いてあるわけです。なんとなく、3分の1の確率で10万ドルがあたりそうな気がしますよね。

からくりはこういうことです。抽選をして、たとえば、John Smithという人に十万ドルがあたることになったとします。そしたら、封筒にはJohn Smith、(その封筒の宛先の名前)、(適当な名前)の3人を印刷して大量配布するわけです。確かに3人の中の一人(John Smith氏)が10万ドルもらえるのはウソではないですが、なんかひどいなーと思いました。実際には確率はゼロなのにあたかも3分の1であるかのように見せるトリックですね。

ところで、今でもアメリカではこういうメールオーダー会社ってあるのでしょうかね?(なんとなく、紙媒体を購読すること自体が少なくなったのでもうビジネスとして成立しないのではという気がします)。

栗原 潔

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栗原 潔

栗原 潔

株式会社テックバイザージェイピー(TVJP) 代表取締役 弁理士
IT、知財、翻訳サービスを中心とした新しいタイプのリサーチ会社を目指しています。

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