栗原潔のテクノロジー時評Ver2:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 栗原潔のテクノロジー時評Ver2

知財、ユビキタス、企業コンピューティング関連ニュースに言いたい放題

« 2005年8月25日

2005年8月27日の投稿

2005年8月31日 »

また「アーキテクチャ」という言葉からみの話ですが、だいぶ前にEAという言葉を聞いたときは、エンタープライズ(企業)のコンピューティング環境のアーキテクチャ(設計思想)を決めましょうと言う話だと誤解してました。要するに、全社的に適用するポリシーとか標準を決めると言う話だと思っていたわけです。たとえば、1) クライアントは基本的にWebベースとする、2) クライアントOSはWindowsで標準化する、3)顧客データはデータウェアハウスで一元管理する、4)データウェアハウスは社内で管理しアウトソースしない、、、というレベルのお話です。

ところが、FEAFとかTOGAFとかのEAフレームワークを見ると、「設計思想」なんてレベルじゃないですね。外部設計レベル+αの細かいアウトプットを出すことになってるかのように見えます。要するにDFD図やER図を全社的に作れと言っているような感じです。

新規システムを作るときはどちらにしろDFDやERは作らなければならないので、EAフレームワークを使うというのはありかもしれないですが、既存のシステムについてもEAフレームワークで再文書化しろという話なんでしょうか?これはおそるべきワークロードのような気がします。

これは皮肉でも反語でもなくて、純粋な疑問として言っているのですが、本当にEAフレームワークを使って成果物を作る作業を完了して、しかもそれを有効活用している企業ってあるのでしょうか?

栗原 潔

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栗原 潔

栗原 潔

株式会社テックバイザージェイピー(TVJP) 代表取締役 弁理士
IT、知財、翻訳サービスを中心とした新しいタイプのリサーチ会社を目指しています。

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