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タイトルは釣りです。ThinkPad X201s(以下X201s)を発売と同時に注文したのがようやく来ました。

そこで、なぜX201sの購入理由などをつらつらと書いてみます。

2009年秋頃に ThinkPad X61(以下X61)では一部の作業では非常にストレスを感じることが出てきました。その理由はX61の解像度であるXGAでは、グラフ入りブログを書いたり、Javascriptのデバッグがしづらいところです。PCで行う作業は画面サイズがそのまま作業効率になります。

このためXGAのX61を使用するのに不満が出てきました。

そこで購入計画を立てたのですが、購入条件は以下になります。

1.X61以上のキーボードの品質であること
2.重量がX61(1.5kg)より軽いこと
3.WXGA+級の解像度を持つこと

1の条件のため、ThinkPad以外の選択肢がなくなります。他のノートPCも悪くないかも知れませんが、X61を使ってからは他に見向きもしなくなりました。

2009年秋の段階で上記の条件をクリアしているのはThinkPad X301ぐらいだったと思います。ですが、X301は財布に優しい製品ではありません。また、ThinkPad T400sはぎりぎり重くて対象外です。

上記の項目のとおり私は持ち運び用のノートPCには、性能もバッテリー駆動時間も求めません。理由は、それほど重い作業(エデットのみ)もしませんし、長時間駆動(せいぜい1時間程度)も必要ありません。このため、ある程度の軽さで良いキーボードと広い画面させあればよかったのです。

購入意欲こそあってもストライクな製品がなく悶々と11月まですごしていると、なんとX301はディスコン(製造中止)になっていました。年末のディスカウント時に購入するつもりもあったため、このディスコンのニュースは相当ショックでした。

落ち込んでいたのですが、逆にうれしいニュースが舞い込みました。それは、2009年夏以来ThinkPad X200sでWXGA+を購入出来ることになったことです。WXGA+のX200sは、購入条件を全てクリアしますしX301ほど高価でもありません。私としてはストライクな製品です。

ですが、WXGA+のX200sを購入に踏み込むかかなり悩みました。

そのころにはIntelが2010年の年始めにモバイル向けのCore i7/i5のArrandaleを出すことがわかっていました。また、噂で流れていたThinkPadのロードマップには、ThinkPad X210の名前が出ておりもう1ヶ月弱我慢すればCPU及びGPUが大幅に変更されそうな感じでした(1ヶ月のところは間違っていた)。

また、新しいThinkPadはT400sに搭載されたキーボードに変更されると噂になっていました。三桁系のThinkPadのキーボードは、ThinkPad系では珍しいくらい評判が良くなく(私は軽く触る程度の経験しかなかったのでわからず)、CPUもキーボードも変わるのならば後1ヶ月我慢しようとそのときは判断します。さらに新型キーボードにも慣れていましたので、いまさら旧型のキーボードに戻りたくありませんでした。

そこで年明けまで待ったのですが、裏切られました(噂に踊らされたと言うか...)。

2010年の年明け後の発表ではT410/T510等のTシリーズのリプレイスとX100e/Edge 13"の新カテゴリの発表があってもX200系のリプレイスはありませんでした。

この時点で年末のディスカウント(Lenovoは2009年の11月末~12月頭に大幅のディスカウントがされた)時に購入しておけばよかったとそうとう後悔しました。また、幸運にもX100eのレビューをする機会に恵まれましたが、X100eは上記の条件を網羅していないので購入に踏み出せませんでした。

ストレスを貯めながらさらに悶々と仕事をしているうちにXシリーズの発表が2/23にあり、さぁ購入するかと思ったのですが、最初に予想していたキーボードが変更になっているX210ではなくCPU/GPUのみ変更されたX201です。

ここで、いつ出るかわからない新キーボードを搭載したX210を待つか、ここで購入に踏み切るか悩みましたが購入を決断しました。その最も大きな理由は、ストレスがたまり捌け口が必要だったためです。このため、発売と同時に注文して製品が届いた次第です。

スペックは以下を注文しています。

Core i7-620LM(2GHz&Boost時2.80GHz)
Windows 7 Home Premium 64
12.1型 WXGA+
4GB PC3-8500 DDR3(2GBx2)
TrackPoitのみ
250GB HDD(5400rpm)
9セルLi-Ionバッテリー
Centrion Advanced-N+WiMAX 6250

WXGA+は、X201sしかないためX201やX201iは購入対象になりません。

CPUは使用目的がエデット程度なので選択できる一番ロースペックを選びました。もっとロースペックでも良かったのですが、購入時には選択肢はi7-620LMとi7-640LMしかないためしぶしぶi7-620LMを選択しています。

メモリを4GBを搭載したのは、GPUへのメモリのアクセス速度をあげるためです。2,3,4GBの3つしか選択肢がなかったため、消去法で4GBを選択しました。また、4GBを十分に使うには64bitを選択せざるを得ません(32bitで使えない領域をキャッシュにする方法もありますが...)。

GPUのため→デュアルチャネルになる4GBを選択→4GBを全て使うには64bitと選択していきました。

HDDに関しては、IntelのSDSA2MH80G2C1に交換する予定でしたので一番チープなものを選択しました。トラックポイントに関しては、タッチパッドをつけるべきかかなり悩みましたが、無駄なコストだと判断してトラックポイントだけにしました。

バッテリーに関しては、極まれに長時間使用する場合があるため大容量を購入しました。常時使うにはオーバースペックのため、スリム・ライン・バッテリーを別途購入予定です。

無線LANは、WiMAXを使用したいため6260を選択しました。

X201sの最初の印象は、"軽い!"と"外観は悪くない!"でした。

X210まで待つべきだったかと思うこともありませんが、購入時の私の精神状態ではさらに我慢できたかはわかりません。今後はベンチ等のX201sの使用感を書いていきます。

櫻吉 清(さくらきち きよし)

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