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昨今のシステム運用の現場では、全社的な内部統制に関する取り組みの影響もあり、ITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ) への興味が高まっています。既に、ITILを実運用に取り入れようとしている企業もかなり増えてきたのではないでしょうか。

様々な企業の現場を見ていると、ITILの中でも比較的取り組みが進んでいるのは、インシデント管理、構成管理、 サービスレベル管理の領域のようです。なかでも、サービスレベル管理は、しばしば契約に直接的な影響を及ぼすため、 管理者層の関心はかなり高いです。

※ITILの全容が知りたい方はITmediaの記事をどうぞ。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0507/29/news024.html


このサービスレベル管理の中に、「サービスカタログ」というものがあるのですが、その活用が非常に中途半端な運用現場が多い気がします。 サービスカタログとは、システムが提供する業務サービスごとに関連する業務部門(ユーザ)を紐付け、 優先度や影響度を判断するために用いるものですが、それだけの利用に留めるのは非常に勿体無いです。

サービスカタログをさらにブレイクダウンしていくと業務機能一覧(BFC)、もう一段階落とすとシステム機能一覧(SFC) を作ることができますが、このSFCのレベルでサービスの提供状況を一覧確認できる「ファンクションカタログ」を管理すれば、 システムの可視化をさらに進めることができ、トラブルやイベントが発生した際にも、多くの人が迅速な状況把握ができるようになります。

これまでのシステム運用の現場では、こういった情報を頭の中で把握しているスーパー管理者が現場をカバーしていましたが、 人材の流動性がさらに高まった現代のシステム運用では、属人性に頼らず、 標準的なレベルの人材だけでオペレーションを回していけることを考えていかねばなりません。

上記の話は、CMMIで言うレベル3以上の組織に対する提案です。興味のある方はCMMIについてもチェックしてみて下さい。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0507/29/news024.html

NAKA

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中 寛之

中 寛之

アクセンチュアに勤務。
ITIL Managerとして、システムインフラのコンサルティングを中心に、業務領域まで幅広く担当しています。

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