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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

9月8日 従いつつ導く~この3条件を満たせば叱るのに遠慮はいらない(#473)

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社員は自主的にやっているときが一番よく働いてくれる。だから、自主性に水を差さないように注意をしてきた――松下幸之助さんはこのようにいいますが、こんな奇跡のようなことが可能なのでしょうか?

実際のところはどうだったのでしょう?

「松下幸之助に叱られた話」というキーワードで検索してみました。

私は秘書として身近に付いていた頃、松下の部下に対する厳しい叱責を幾度となく目の前で見てきた。ところが叱った部下が部屋を出て行くと、松下はフッとひとり言のように「彼は本当にわかってくれたやろか」と、呟(つぶや)くことがあった。

小倉広さんという方のコラムから引用させていただきました。小倉さんが『「きっと芽が出る人」の法則』(江口克彦、PHP文庫)という本から引用している部分を引用したので、まったくの又聞きで恐縮ですが、松下さんが実際に人をどう叱っていたかよく分かる証言です。

※リンクはこちらです⇒ http://www.faith-h.net/tabid/84/EntryID/50228/Default.aspx (全文お読みになることをおすすめします)

気持ちはありつつも、けっこう頭ごなしに叱っていたようです。

それでも、なぜ人は松下幸之助についていくのか?

いろいろな理由があると思います。

大変な苦労人である。だから、言っていることに重みがある。

学問がない。だから、社員に素直にものを聞けた。

とても病弱な人だった。だから、働いてもらっていることに本当に感謝していた。

貧乏で学問がなく病弱だった。言い方は悪いかもしれませんが、これこそが松下さんの最大の強みだったように思えます。

叱られている側は、この人は表裏なく、計算なく、真剣に叱っていると感じていたので、やる気を失わず、がんばることができたのでしょう。

松下幸之助さんが、 自主性に水を差さないように叱ろうと言っているからというので、猫なで声で部下を叱っているようでは、部下は自分の否に永遠に気づかないでしょう。

今日の一言)裏表なく、計算なく、真剣であれば、叱るのに遠慮はいらない。 

 

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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

8月ももう終わりですね。残り3分の1、がんばってやり遂げます。

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