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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

9月7日 心労を重ねる~いつも日本経済はたいへん(#472)

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経営者として道が開けるまでには、心労のあまり血の小便が出ることが2、3回は必要だ、と松下幸之助さんはいいます。

私自身、血の小便を出したことはありませんが、死にたくなったことは数回はあります(心労から逃げていると言われればその通りです)。

その本当に拙い経験からでも、ちょっとセミナーに出て、なんとなくノウハウが分かったぐらいでは起業して成功することはあり得ない、ということぐらいは断言できます。

松下さんは、「これは決して商人だけのことではない」と言っています。たしかに、政治家でも、研究者でも、芸能人でも、芸術家でも、職人でも、もちろん会社員にもあてはまることのように思います。

血の小便はちょっと大げさだとしても、胃潰瘍になってはじめて管理職として一人前だと言われるような会社は、それこそたくさんあるように思います。

☆☆☆

さて、一人前になるのはどんな仕事でも大変だということは分かりましたが、私にはもっと興味深い言葉が、今回はありました。

日本の経済界は容易ならないところにさしかかっている。商売も非常にむずかしくなっている。(『松下幸之助 成功の金言365』)

これは、『若さに贈る』という本が出典となっています。この本は1966年に講談社から発刊されているとのことなので、これは1965年ぐらいの状況だと思われます。

松下幸之助 成功の金言365』は、戦前から晩年までの松下さんの言葉がまんべんなく取り上げられています。

で、松下さんは、いつも日本経済は危機だと言っているように思います。

今から振り返ると1960年代は高度成長の時代ということになります。バブル崩壊後の失われた15年やリーマンショックや、今まさに東日本大震災後の不況を体験している我々から見ると、何が経済危機だと思ったりもします。ですが、少し細かい年表を見直すと、確かに数年に1度は危機が訪れていることが分かります。

私の48年程度の人生を振り返ってみても、景気がよくてしようがないなんて時期は、万博の前後と85年ごろとバブルの頃の、せいぜい7,8年。

景気などは、だいたいは悪いという前提でものを考えるのが健全のように思います。

今日の一言)景気は悪いという前提で考えるのが健全 。

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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

8月ももう終わりですね。残り3分の1、がんばってやり遂げます。

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