8月1日 経営力~今月1ヵ月で分かるといいなあ(#435)
8月になりました。先月末にバタバタしていたせいか、月の変わり目に気がつきませんでした。何か月末処理を忘れていないか――不安です。
今月のテーマは「マネジメントを知る」。おもしろそうです。また、今月もおつきあい願えればと思います。
さて、今日はこんな話です。
昭和50年に松下電器がアメリカで1億ドルの転換社債を発行した際に、S&P社からはAA、ムーディーズ(この頃からあったんですね!)からはAaと高い格付けをもらいました。
どういう理由だと、社内の会合で話題になったときに、財務内容がいい、業界のポジションが高い、経営力があるの3つの理由だったとのこと。
それを聞いた松下幸之助さんは、それは順序が違うだろうと言ったのだそうです。まずは、経営力であり、そのほかは経営力がありさえすればついてくる結果だと。
政治が悪いとか、不況だとか、資金がないとか、競争相手が価格破壊をしかけてきたとか、いろんな言い訳は可能ですし、もっともだと思うこともあります。
しかし、同じ条件で業績を伸ばしている企業もある限りは、これらは経営力のなさの言い訳と言わざるを得ません。
松下さんの言うとおりです。ただ、どうしたら経営力がつくのか、そもそも経営力とは何なのか、そのあたり私もよく分かりません。今月1ヵ月で分かればいいなあと思っています。
今日の一言)会社のあらゆることは、その経営力の結果である。
本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
--
新しいブログをはじめました。 → 悩み、考えることが好きな人のための哲学の森と川