8月11日 安易感~贅肉も必要(#445)
前年同期と比較して、売上は飛躍的に伸びているのに利益は逆に減っている。これは商売としては恐ろしいことで、社内に経営状態がいいとの安易感が蔓延し、経費節減の努力を怠っているのではないか――と、松下幸之助さんは社内を引き締めています(昭和33年のこと)。
確かに売上が増えると、いろいろと経費を使いたくなるもの。身に覚えがあります。
売上が増えているときこそ、引き締める。これが筋肉質の会社を作るコツだと思います。
ただ、会社だけでなく組織というのものは、多少の贅肉もないとダメなようです。
飢饉のような事態が発生したときに、最初に死んでいくのは、体脂肪率の少ない人からです。
贅肉だらけだろうからそれを別に回せばいいと、事業仕分けを行ったところ、実はほとんど贅肉がなかったと分かり、マニフェストの重要項目のほとんどを撤回した、どこかの国の民主党みたいにならないためには、本当は贅肉があったほうがいいのかもしれません。
ただ、歴史的には価値があったと思います。どこかの国の財務状況が本当にのっぴきならないとハッキリさせたことに関してです。
さて、ある会社が経費を使うということは、実は社会に貢献しているわけです。内部留保がいいことのように言われていますが、いきすぎた内部留保は、その会社が消費や投資を怠っていることを意味し、社会貢献という面からいえば褒められたものではありません。
これは日本人には分かりづらいことかもしれません。自分のために貯金を貯め込めば貯め込むほど、景気は冷えていくのに、日本人はそれとこれとは別と本気で考えているからです。
もちろん貯金なしで不安な老後を暮らせとは言いません。ただ、一つだけ指摘しておきたいのは、老後の幸せのために何が必要かと聞かれたときに財産だという人の比率が、日本は先進国中で突出して高いということ。
貯金等の財産形成で幸せになれるなら、なんでこんなに自殺率が高いのか。このあたり、いろいろ考え直さないと日本に未来はないように思います。
かなり脱線してしまいました(この数日読んでいた本の影響があろうかと思います)。
イイタイコトは、贅肉はつきすぎてももちろんダメだけど、ゼロでもダメということ。健康はバランスの中に存在します。
今日の一言)贅肉はつきすぎてもダメ、ゼロでもダメ。そのバランス感覚が経営だけでなく、日本の未来にも必要。
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次回からはテーマが替わります!本テーマでは、しばらく開催予定がありません。
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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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