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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

7月9日 心は最前線~人によく見られるには訓練が必要(#412)

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松下幸之助さんは、リーダーは部下に任せながらも、気持ちとしては最前線で自分が直接やっているような気迫を持たないといけない、といいます。

菅首相も、震災のときにこのような気持ちでやっていれば、今頃菅おろしなんてことにはなっていなかったと思うのですが、なぜ一国の首相を務めるほどの人間がそんなことになってしまうのでしょう?

たぶん、人は自分の姿が人からどう見えるか分からないということと関係しているように思います。

人は、人からどう見えるかを常に気にはしています。しかし、実際には鏡や写真でも見ない限り、自分の姿を見ることはできません。しかも、鏡は左右逆に映るので、本当の姿とは違います。

携帯電話などで内向きのカメラがついた機種があります。あれで自分の顔の写真を撮ると、撮影後左右がひっくり返るのでとまどったことはありませんか?

私は正直にいうと、最初は機械のバグだと思いました。考えてから分かったのは、人が正面から見ているのがこの「左右のひっくり返った」顔だということでした。

モデルやアイドルは、写真撮影のときに瞬間的にいちばんいい表情をすることができます。あれは、裏にすごい訓練があると思われます。それでも、イメージ通りにできることは少ないのでしょうが。

自分の姿のような目で見えるものでも、このような訓練が必要です。ましてや、人の評判や評価のような目に見えないものはなおさらです。

菅首相の失敗は、一生懸命取り組んでいれば人は評価してくれると思ったところにあるように思います。

リーダーたるもの、見栄えももちろんですが、部下がよい評価をしてくれるような行動のしかたをふだんから訓練しておく必要があるのではないでしょうか?

「最前線でやっているという気迫」があったとしても、それが部下にどう映っているか? 聞かないと分からないところに、上司と部下のコミュニケーションの必要性があります。

でも、なかなか怖くてできないことですよね。菅首相も自分の評判を聞く勇気がなかったのではないでしょうか・・・。

今日の一言)表情、見栄えのような目に見えるものでも、よく見せるためには鏡を見て訓練し、写真を見て確認することが必要。ましてや、評判・評価など目に見えないものは、普段からよい評判を取れるように身を慎み、実際に聞いてみて確認することが必要。

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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

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