7月19日 失敗の原因~まるで活かされていない(#422)
明暦の大火で、はたらきのなかった役人をいちいち詮議して処置すべきだという議論があったときに、当時の大老保科正之は、想定外の事態だったから、今後のためというのなら、今回の反省をして次の大火に備えようと言ったと、松下幸之助さんは例を出します。
そのうえで、リーダーともなれば、周りのせいにせず、ほとんど100%自分に責任があるべきだと考えるべきだろうとも言います。
まことにもっともな意見だと思いますが、しかし、世の中では保科正之や松下幸之助さんの深い考えが、まるで活かされていないと思います。
明暦の大火といえば1657年、今から350年以上前です。その頃から、大災害が起こったときに、のちのちのために反省し備えるということが定着していれば、今回の震災後のようなドタバタはかなり避けられたように思います。
どうも、日本の歴史は、想定を甘くしようというほうに働いていたのではないか?
また、リーダーともなれば100%自分の責任だなんて言いますが、某首相を見ていたら、0%自分の責任のように思っているかに見えてしまいます。
ということは、非常に難しいことであり、失敗から教訓を得て、自分の責任だと思える人は、必ずや成功することでしょう。
今日の一言)失敗から教訓を得たり、その失敗が自分の責任だと思える人はほとんどいない。ゆえに、それができれば成功は間違いない。
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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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