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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

6月5日 自問自答~顧客志向が大事だと分かっていても、まだまだ自分本位だった・・・(#378)

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酔狂あるいは意地だけで、毎日、毎日、『松下幸之助 成功の金言365』を読んでは記事を書いていると思っていらっしゃる方もおられるかもしれませんが、それだけではないのです。

今日は何を言われるだろうかと楽しみだから続くのです。そうでなければとっくにやめています。

ときどき頭をガツンと殴られるようなショックを受けることもあります。今日がそうでした。こういうことがあるから、毎朝ほんとうにワクワクするのです。

今日の松下幸之助さんの話は、いま営んでいる事業がどのぐらいお得意先のお役に立っているか、どれほど喜ばれ感謝されているかを、いろいろの角度から自問自答せよ、というところから始まりました。

これ自体は当然のことです。弊社自身に置き換えると、正直心許ないところがたくさんあります。どうして、こんなに心許ないのかと考えながら読み続けました。

すると、こんな文章が目に飛び込んできました。

 陳列の仕方を変えるということ一つを考えてみましても、お客さんの目を引きつけて、商品を少しでも多く売るためにやるのだというのも一つの考え方でありましょう。しかし、せっかく来てくださったお客さんに好感をもっていただこう、楽しんでいただこうというところから出発していろいろ工夫してみるほうが、よりすぐれた、よりお得意さんに喜んでいただける陳列の仕方が生まれてきて、結局は成果もあがることになると思います。

松下幸之助 成功の金言365

私は、「お客さんの目を引きつけ」ることばかりを考えてきたのではないか?お客さんと一緒に楽しもうという発想があったか?

朝から、すごいショックを受けました。

こういうことがあるからやめられません。

今年は、あと209日残っています。まだまだ楽しみが続きます。

今日の一言)お客さんの目を引きつけるより、お客さんと一緒に楽しむことを考えよう。

本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

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