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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

4月18日 独立心~それよりも「助けられる力」が大切(#330)

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独立心が肝要、依存心を捨てよ――つい数日前までの私なら、この言葉を当然のことと受け止めたでしょう。

しかし、人に頼ることのできない人は、どうもボケやすいと知り、考えを改めました。

今は、人にどうやって上手にお願いしたり、任せたりができるか――「助けられる力」(小飼弾氏)-―が重要ではないかと思うようになりました。

人に頼ることのできない人がボケやすい理由は、こちらを読んでください。

▼ボケないための提言~助けられる力
http://www.itbt.biz/mailmag/000085.html

独立心をもつことは大切なのです。しかしながら、独立・自立を人間の理想と捉え、それを達成することを目的・目標にしてはいけない。そのような考えを持つ人は、自立していることに対して変なプライドを持つことになる。

自立に変なプライドを持ってはいけないのです。「助けられてなんぼ」という価値観を同時に持たないといけない。

私自身、「助けられる力」が本当に弱く、これからはもっといろいろな人にいろいろなことをお願いしていくつもりです。

これは今後の日本を考える上でも大事なことです。こういうときは、コストがかかるといって、何でも自分・自社でやりたがるものですが、雇用や外注がないと経済が止まります。

テレビでは消費しろ、消費しろとうるさいのですが、みんなで消費したくても収入がなければできない。お互い頼りあうことが、新生日本のために重要だと私は考えます。

今日の一言)人に頼れることは、積極的に頼ろう。

 

「助けられる力」が足りないと人を危険な目に会わせることにもなりかねません。

YOMIURI Onlineによれば、菅首相は早い段階でのアメリカの原発事故対策のオファーを断ったとのこと。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110318-OYT1T00096.htm

新聞記事だから100%事実かは分かりませんが、これまでの菅首相の「助けられる力」の弱さを見ていると、私には事実のように思えます。仮に事実でないとしても、このような話が内輪の民主党関係者から出てくる時点で、危機管理能力に問題を感じます。

危機回避に関して、人の手を借りるのに時期尚早もくそもないと思います。阪神淡路大震災のときの村山首相(当時)の自衛隊支援拒否の話を思い出します。

イイタイコトは、菅首相がどうこうよりも、「助けられる力」の大切さなのでそこはお汲み取りください。

※当初、昨日のテレビ番組での木村太郎氏の発言を受けて書いていましたが、根拠薄弱とのご批判をいただいたので、もう少し信頼できる情報を探して書き直しました。

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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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