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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

3月17日 平等~"平和ボケ"ということを思い知った(#298)

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自問自答)本質的に考えよ!考えることをあきらめるな!社長も部長も新人もない!遠慮はいらない!

新入社員は先輩の言うことを素直に聞きながらも、自分が気づいたことを、いろいろ提言していくべき。そういう意味では、社長も新入社員も平等だと、松下幸之助さんは言っておられます。

私が、「平等」ということで思ったのは、今回の震災を経て、当然私も含めて、みんな平等にものを知らない、ということでした。

地震や津波のこと、何も知りません。

原発のこと、何も知りません。

寄付や募金のこと、何も知りません。

誠ブロガーの中でも議論になっていたのですが、こういうときにブログにどういうことを書いてよく、どういうことを書いたらいけないのか、正直誰も知りません。ブロガーそれぞれが手探りで考えるしかない。

どういうことが被災者に喜ばれ、どういこうとが被災者に嫌がられるのかさえもよく分かりません。

 

我々は子供のころから、東海大地震は必ず来る、関東大震災もそろそろ起こっておかしくないと聞かされて育ってきました。それなのに今になって、災害時の備えをまったくしていないことに気がつきました。

備えというのは、食料や水を備蓄したり、ガソリンを買い占めることではありません(私は、それをしている人たちを責めるつもりは一切ないのですが)。正しい知識を普段から持ち、風評に惑わされないことなのです。

今日の一言)備えとは、緊急時に備えて正しい知識を蓄えておくこと。

 

ただ、まったく備えがなかったわけでもありません。小学校の頃から、防災訓練というものが日常的に行われていました。それは身体に染み付いていたようで、世界が驚嘆する秩序の維持はこのおかげではないでしょうか。

被災地のために何かできないか考えている方は、まずこれを読んでみてください。

http://xdl.jp/diary/index.html#20110313

その上で、これを読むといいと思います。

http://xdl.jp/diary/index.html#20110314

 

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