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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

2月11日 土俵~ちょっとの違いでもすごいのだから、日々改善しようと考える人にかなうわけがない(#264)

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自問自答)会議をしているときも、パソコンに向かっているときも、いま眠りにつこうとしているときも、会社のブランドや商品は、日々"土俵"に上がっているのだ......。

ビジネスの世界に行事はいないが、2年3年という年月がたてば、自然と軍配が上がっている。だからこそ毎日、自分の力がどれだけ伸びたかを反省してほしい――松下幸之助さんはこういうのですが、毎日を反省して生きているような人は、1割がいいところでしょう。

もうこの段階ですごいわけです。

ちょっとした習慣だってそうです。1日30分ウォーキングをやったほうがいいと言われて、実際にやる人はやはり1割ぐらいです。

1日30分でも、毎日欠かさず続けれる人は、もうその時点ですごい。

さらに、単に習慣としているだけでなく、やり方、考え方を日々改善しようとしている人は、そのうちの半分、つまり全体の5%ぐらいではないでしょうか。

もうとてつもなくすごい。

以上の数字は統計を取ったわけでなく、感覚的なものですが、日々継続し、反省し、改善する人は20人に1人というのは大きく外れていない数字だと思います。

20人に1人なら十分すごい。

十分すごければ、成功するに決まっています。

しかしながら、すごくない95%と大差があるのかというと、ほんのちょっとの違いだけ。

中には、超人的な努力をしている1000人に1人ぐらいの人もいますが、まあ、これは"誤差"(あるいは"天才"とも言う)です。

だいたいは大きくて1日数時間までの習慣の差なんです。仮に1日15~30分でも、それこそ3年で大差がつきます。

ふつうの人間とすごい人間を分けている境目は、そんなに大きいものではありません。

"自問自答"で言うような、どの瞬間でも常に成長しようと考えて行動するような境地は、習慣化されてから3年ぐらいではじめて身につくものです。

だから、今そうでなくても嘆く必要はありません。これは、すごすぎるレベルですから。イチローと比べると俺は野球が下手だなんて言っているのと同様で、それこそ謙虚さが足りなすぎます。

石の上にも3年といい、私の回りでも3年続けた人はみな芽が出てきています。これは、今日お話したことと関係しているのかもしれません。

今日の一言)ふつうの人とすごい人を分けている境目は大きくない。超えないと損。

本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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