活き活きしているチームとそうでないチームの差は、なんと!××だけ?(#165)
チームを活性化したければ、チームプレーをせよ。
●解説
昨日10月17日に、美経倶楽部のイベントで、このたび『「売れ!」といいわずに30日で「売れる営業チーム」をつくる法』を上梓した庄司充さんに、この本で一番大切だと思うことを話していただきました。
庄司さんのお話なので営業チームに限定した話でしたが、ここでは営業チームに限定せず、一般にチームということでお話しします。
下は、左が活気のあるチームの特徴、右が活気のないチームの特徴です。
- 日替わりヒーローが登場する⇔トップと他の差が激しい
- 新人がすぐに戦力になる⇔新人がすぐ辞める
- リーダーはいつもメンバーと打ち合わせ⇔リーダーはいつも怒っている
- ミーティングは明るく終わる⇔ミーティングは暗い
- チームの状況にメンバーは興味がある⇔チームの状況に興味がない
- いつもチームで盛り上がっている⇔チームで盛り上がらない
しかし、ほとんどのリーダーは、わざと活気のないチームをつくっているわけではない。
どちらかというと、活気のあるチームを作りたがっているはず。
では、なぜできないのか?
答えは単純です。
そもそもチームリーダーは、個人的に成果を達成してきたからリーダーの地位を得たわけです。しかし、個人で成果を達成するための方法論とチームで成果を達成するための方法論はまったく違います。
なので、いくら個人的に優秀であっても、チームを優秀にするやり方を知らない限りは、活気あるチームをつくることはできないということです。
チームを優秀にする方法論は、前掲書に書いてありますが、一つだけ重要なことを書くと、それは
チームプレーをしようとリーダーが考えるかどうか
ということのようです。
●事例
そんなことぐらいで本当に?とお疑いの方は、先日のチリの落盤事故でのルイス・ウルスラさんのとったリーダーシップを思い出してください。
全体を3つのチームに分けて、当直・休憩・睡眠の三交替制にしました。劣悪な環境の中で、気力・体力とも失せそうな中、彼らが持ちこたえたのは、なんと「当直」があるからでした。
当直で、全員の命を守る役割をあたえれた。仲間に貢献しているという気持ち(チームプレーの本質です)が、彼らを支えていたということです。
ウルスラさんは、このことを知っていた。チームプレーをするかしないかは、ときには命にすら関わるということを。
生死すら分けるチームプレー。
チームの活性化の理由になるのも当然だと思えませんか?
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