知りもしない人に、人間性を決め付けられてもなあ・・・(#164)
うまくいっているときと、うまくいっていないときは、謙虚になろう。
●解説
人間うまくいきはじめたときが一番こわいと言えます。
自分ひとりでここまできたという錯覚を起こしやすいからです。
そんなはずは絶対にないのです。謙虚に振り返れば、必ず誰かに助けてもらっています。
それを忘れてしまうと、急速に人は離れていきます。
ステージが変わると付き合う人ががらりと変わるとはよく言いますが、しかし今まで応援してくれていた人が離れてしまうのは、少し違うように思います。
うまくいき始めたら、謙虚になりましょう。
ということは、うまくいっていない人は、謙虚に自分を振り返ることで、うまくいくきっかけをつかめるということです。
●裏解説
こういうブログを書いていると、公式・非公式を問わずリツイートされることがよくあります。
リツイートはたいがい好意的なのですが、ごくマレに、どうもこちらの人間性を決め付けるようなコメントをつける人がいます。
たとえば、今日の記事に対してなら、「謙虚でないのは筆者なのに、気づいてないんだろうな」などと書く人です。
腹は立たないのですが、正直気持ち悪い。知人ならまだしも、会ったこともないのに、どうして私が謙虚か謙虚でないか分かるのだろうか?そんな能力の持ち主は、相当気持ち悪いです。
気持ち悪いので、どんな人かとTLを見にいくと、なんだかうまくいっていなさそうな人が多いようです。友達とはなんかベタベタしていて、知らない人間で自分よりちょっとでも偉そうなのはみんな敵みたいな・・・。
こう書くと、今度は「決め付けてるのはお前だ」とか書く人もいるかもしれません。このぐらいの逆襲は許してくださいよ。第一、誰とも言っていないので、逆襲ですらない(※)。
そういう人には、ぜひ下の引用を読んで欲しいと思うのですが、読んで感じるのは、そういう人ではない人だけだろうなあ・・・。
「人間という生きものは、だれでも、勘ちがいするのだよ」
「............?」
「ごらんな、太閤・豊臣秀吉や、織田信長ほどの英雄でさえ、勘ちがいをしているのではないかな。なればこそ、あんな死にざまをすることになった。
(中略)
「お前ほどの御用聞きが、そのことに気づかぬのはいけないよ。いいかえ弥七。それほどに、人が人のこころを読むことはむずかしいのじゃ。ましてや、この天地の摂理(うごき)を見きわめることなぞ、なまなかの人間にはできぬことじゃよ。なれど、できぬながらも、人とはそうしたものじゃと、いつも、わがこころをつつしんでいるだけでも、世の中はましになるものさ」(池波正太郎『剣客商売七 隠れ蓑 徳どん、逃げろ』より。太字筆者)
※自分のことを言われたと思い込む人も多いので、注意は必要ですが、しかし、そういう場合もなんでこの人が怒っているのか分からないことが多く、困ってしまいます・・・。まあ、いちいち気にしてたら何も書けません。
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