コミュニティを軌道に乗せるのに、もっとも重要なこと(#152)
素直な心で衆知を集め、自修自得で事の本質を究め、日に新たな生成発展の道を求めよう。(松下政経塾・塾訓)
●解説
顧客コミュニティが流行りです。
昔から大企業では、ユーザー会というものがありましたが、この数年になって中小企業や商店などでも上手に活用する事例が、次々と出てきています。
いまや顧客コミュニティは、中小・零細企業発展のための必須の取り組みの一つになりつつあります。
私も、美経倶楽部というコミュニティを主宰しています。
気持ち的には、主宰者と会員という関係ではなく、フラットな仲間だと思っています。しかし会を主宰するからには望もうと望むまいと、リーダーシップを取る責任があるとも思っています(この辺のニュアンスを伝えるのは、とても難しいことですが・・・)。
というわけで、私はコミュニティ・リーダーなのですが、その心得として大切にしているのが、冒頭の松下政経塾の塾訓です。
特に「素直な心」という部分が重要です。松下幸之助さんも「素直な心」の初段になるのに30年かかったと、ある講演でおっしゃっていましたが、それほど難しい。ただ、確かに素直な心がないと、そもそも人が集まってきません。
なので、私は一日も早く体得したいと願い、毎朝目が覚めると布団の中で、この塾訓を100回唱えるようにしています。
おかげさまでちょっとずつですが、素直な心が持てるようになってきているような実感があります。
●裏解説
実は、私はこの5年の間に、4つほどのコミュニティを立ち上げてはつぶしてきました。
表面的にはさまざま原因がありますが、奥深くでは私自身の素直さの不足が大きかったように思います。
あるときは、理念が先に立ちました。あるときは、方法論にこだわりすぎました。そこには、素直に仲間の声に耳を向けるという気持ちが不足していたように思います。
素直さに関しては、松下幸之助さんでも30年で初段ということですから、私などまだ15級というところでしょう。仲間もまだまだだと思っているに違いありません。
しかし、以前と比べれば、仲間の声を集めようとしているのは事実です。
美経倶楽部は、まだまだ立ち上がったばかりですが、メーリングリストが異常な盛り上がりを見せています。それも、私が仲間の声を素直に求め、本気で勉強させてもらっているからではないかと思うのです。
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