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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

いろんな人のエピソードを見ると、どうもうまく行かない理由は・・・(一日一言 #96)

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今やっていることを本当にやりたいことにしよう。それができない人は、ありたい自分は何かをつきつめて考えよう。

●解説

前半は、いろいろな人が言っていることです。

コピー一つ取るのでも、これが日本のために繋がるコピーかもしれないと考えるとぜんぜん変わってくるとおっしゃる先生もいます。やや極端とは思いますが、本当のことでしょう。

D・カーネギーの『道は開ける』を読むと、どん底から復活したたくさんの事例が出てきます。

無名の人も、超有名な人もいますが、共通するのは、現状がいくらどん底でも、少なくとも生きていることに感謝し、目の前のことに集中して取り組み始めると、好転してくるということです。

私は、以上のことに完全に同意します。

●裏解説

しかしながら、世の中には、わがままな人間もいます。

私のように、やりたくないことをやらないという原則で人生を選択していく人間です。

こういう人間は、ありたい自分は何かを突き詰めて、それこそ頭から湯気が出るまで、考えるしかないと、さきほど気がつきました。

やりたいことをやろうと考えるのではなく、ありたい自分になる――これが定跡です。

人の欲求には3つのステージがあります。

having(所有)⇒Doing(行動)⇒Being(実現)の3つです。

このうち、もっとも人を突き動かす力があるのは、Beingです。

セールスやマーケティングの達人たちが「顧客を未来に連れていけ」と力説するのは、このためです。

できるだけ家にいたい、というのが自分のありたい姿だと分かったとします。

では、そのためにどういう業態で仕事をするかというのを一生懸命考えるというのが次の段階になります。

そして最後は、その業態で仕事をするためには何を所有している必要があるかを考えます。

考えるのは、Being⇒Doing⇒Havingの順です。

これを、Having⇒Doing⇒Beingの順番で考えると、まずはお金が欲しい、そのためには自分の価値はこうだからこういう仕事をするという順に進むので、Beingが出てこなかったり、思いっきりずれていったります。

BeingとDoingがずれてしまうと、無意識的に営業活動に力が入らなくなるので、結果としてうまくいきません。

人間は本能的にこのことを知っているのでしょう。ですので「顧客を未来に連れていけ」ば、購入してくれる人が増えるということなのではないでしょうか。

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起業・独立をするなら、人へのお役立ちをまず考えないとうまくいかないだろう――という方。勘違いしないでくださいね。考える順番の話です。

人の役に立たないことでお金はもらえないのは当然のことです。だからユーザーの目線で考える――これもあたりまえ。

だからこそ、自分のやりたいことをやる(あるいは「にする」)べきなのです。自分がやりたいからこそ、人の役に立てるから。いやいややっていることで人の役に立てるわけはありませんよね?

また、そうなるためには、ありたい自分として、人の役に立っている自分が先にないといけません。そうでないと続かない――と、私は言っているのです。

ただし、これは私のようなわがままな人間の話でして、「今やっていることを本当にやりたいことに」できる人なら、これはもう何をどうやろうと大丈夫だと思います。

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そうだ!こちらで宣伝するのを忘れていた・・・。

よろしくお願いいたしますm(__)m

▼518日間のはい上がり:人の下では働きたくないんだ!
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1007/23/news072.html

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