オルタナティブ・ブログ > 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 >

スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

スタートアップは増えているが、資金は調達しにくくなってる?

»

スタートアップ、の定義わさておき、2023年には22,000社創業し、2021年に比べて5,900社増えているとのこと。
一方でスタートアップ企業は、2022年には過去最高の9,800億円調達したものの、翌年には8,000億円まで下落。2024年上半期は3,200億円と、前期を約2割下回る水準とのこと。
原因はさまざまでしょうけど、調達しづらいことに違いはないわけです。リスクを背負いたくない企業も多いでしょう。ただその中には、投資する側に、見る目が育ってきてる、とも言えるようです。
また、調達できたとしても、そこから上場しても、上場時の株価を大幅に割り込むIPOも増えています。
さらに、投資家側から「2年以内に上場しないと、創業者が株式を買い取る」なんて条項を盛り込むケースも増えています。仕方ないとはいえ、これでは短期的に金利のない金貸しと変わらないように感じます。これでは、起業なんて、怖くてできない。
ということは、起業時に、創業者が自腹でどこまで出来るか、が大切な要件になりつつあるわけですね。
逆に(しっかり)考えて、たかだか2億、3億程度で、自分が心を込めて立ち上げた会社の主導権を、握られてしまっていいのか、です。
そのお金のために、毎月無駄な、あえて無駄と言います。無駄な取締役会という名の、創業者の追い詰める会議を開かされる。その会議では、直近の売り上げと利益だけの話になる。そこに、いつ上場できるんだ?なんて話。これ、無駄な時間、と言えると思うのです。
銀行出身者が主力のVCなんて、この極みであることが多い。僕からすれば、Excelしか触れないくせに、と思うくらい。
 
自分のお金でどこまでやり切るか。事業によるのは事実ですが、改めて他人のお金を頼りにすることを、見直したいと思う今日この頃です。

Comment(0)