オルタナティブ・ブログ > 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 >

スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

年下の話を受け入れられない残念な人たち

»

僕が20代の頃、「近頃の若い連中は」という言葉を口にする人たちが好きではありませんでした。それは今でも変わりません。「近頃の若い者」という言葉を口にする時点で、若い人たちを十把一絡げにしてしまい、彼らの言葉を受け入れるつもりがないから、です。

それは、中高年をひとまとめにして、年上の意見を聞き入れない若者と、やってることは変わらないからです。

人の意見を聞き入れるかどうかは、年齢ではない、ということに気づかない、残念なおじさんたち、ということになってしまいます。若い人でも中高年でも、聞き入れる価値のある人はたくさんいます。しかし、残念なおじさんたちは、それが分からないわけです。そして、古い慣習や古い思考だけを良しとしてしまう。だから、何も変わらない。

この典型例が国会議員ですよね。50歳であっても「1年生」とかいうだけで、受け入れない。実社会での経験は、70歳の議員よりも豊富かもしれないのに、民間企業のことはもっと詳しいかもしれないのに、受け入れない。これで日本が良くなるはずがない。(あ、話がそれました)

我々のような民間企業でも、中高年が若手の意見を押さえつける、なんてことありますよね。これでは、良いものが生まれるはずはないですし、業務フローが改善されるはずもありません。

日立、37万人ジョブ型に」(日本経済新聞)

日立製作所が、全グループ社員にジョブ型の給与制度を導入する、ということです。同じ仕事を同じだけやっている人は、年齢経験問わず、同じ報酬になる、ということでしょう。ということは、ただ長くいるだけの人が不利になるということになります。長くいるだけのバリューを発揮し、若手からも吸収して、成長しないことには不利になる、ということですよね。

かくいう僕自身も、若手の意見を受け入れることができ、さらに成長できる人間であり続けたいと思う今日この頃です。

Comment(0)