DX人材なんているのだろうか
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斎藤先輩のブログ「言い訳のためのDX人材」が面白いです。
そんな、DX人材は、次のことができなくてはならない。
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デジタル技術の全体像について、体系的かつ網羅的に把握し、デジタル技術に関わるキーワードが、抵抗感なく正しく使える。
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デジタル技術と自分たちの仕事の関係、あるいは、自分たちの仕事にデジタル技術をどのように活かせばいいのかを、自分たちで考え、議論できる。
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人にも指導できるレベルで、改革実践のノウハウを修得している。
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自分の事業プランを策定できる。
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事業部門の取り組みを始動して、伴走できる。
斎藤先輩がわかりやすく整理してくださっていますが、僕自身、過去を振り返って感じるのは、「今までやってきたこと、やり方を否定するチカラ」を持っている人ではないかと思うのです。
僕たちは、長ければ長いほど、自分のやり方、業務の進め方などを否定することって難しいと思うのです。僕たちがお付き合いのある範囲ですと、わかり易い例ではお役所や税務署、年金事務所などです。彼らは、メールアドレスを持っておらず、むしろファックス健在です。政府からファックス禁止を推進しても、現場では「メールよりファックスのほうが、セキュリティレベルが高い」なんて、トンチンカンな回答が上がってくるという報道を見ましたが、まさにわかりやすい「過去を否定できない人たち」の例ですよね。
そして、さらに現場が推進しようとしても、トップの頭が固いようではどうにもなりません。
「わしは、ITなんて分からん」
こんなことを口にする経営者がいるようなら、すぐに転職を考えるほうが良いと思います。(笑)
現場では過去を否定するチカラ、そしてトップはそれを後押しする思考力があれば、きっとDXはうまくいくのだろう、と思う今日この頃です。
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