Apple Watch Ultraを2週間使ってみた感想
Apple Watchは、シリーズ1から7まで使い続けてきて、初代で感動し、Suicaが搭載されて手放せなくなり、その時点で今まで持っていた腕時計を売り払いました。もう、時間あるいは日時しかわからないもので片腕を奪われていたことを無駄と考えるようになり、Apple Watchの機能に惚れ込んでしまいました。
ですので、当然iPhoneを他のスマートフォンに変更することもあり得なくなりました。
さて、今回満を持して発売されたApple Watch Ultraは、アスリートやダイバーなど、あらゆるスポーツに強化されており、多少なりともスポーツをする人間として気になったのですが、やはり一瞬なりとも躊躇してしまったのは、その価格。いままで4万円台(アルミニウムの場合)で買えたものが、12万円を超えるとなると、ちょっと考えてしまうのは普通の神経だと思っています。
一方で、こんな記事がありました。
「アップル本社取材で考えた、アスリートじゃなくてもApple Watch Ultra買う意味ある?問題」(TECNO EDGE)
たとえば、100m防水のG-SHOCKを持っている人の中で、10mまででも潜ったことのある人が何割いるだろうか?
この言葉が、一番沁みるのはG-SHOCKユーザーじゃないでしょうか。スーツ姿に似合わないと言われ、また300m防水なんて高機能なものを買ったところで、それを活かす場面なんて日常に存在しない。
六本木を走ってるメルセデスのGクラス(ゲレンデワーゲン)の何割が未舗装路を爆走したことがあるだろうか? 現在いわゆるSUVが非常に人気だが、実際のところオフロードとは縁のないただの「車高が高くて見晴らしのいいデートカー」として活用されている。それでも、そんなワイルドなイメージをまとってSUVが売れる。軍用車に由来する「ゲレンデ」もその一つだ。
ここまで来ると、若干のやっかみも入っているかもしれませんが(笑)、まあ実際そうですよね。
都会しか走っていなくても、マッチョなSUVはカッコいい。同じことがApple Watch Ultraにも言えるだろう。
そういうことだと思うのです。そう考えて、使ってみたところ、とてもいい感じです。
これは、Apple Watch Ultraにしかない「ウェイファインダー」というフェースです。PayPayやオフィスのオートロックも入れられますし、気温にUV指数(僕の眼球は紫外線に弱いため、これがあるととても助かります)まで見られて、周りの秒が表示されているベゼル部分をタップすると、コンパス(緯度・経度)に変更することも可能です。
上の写真が、ベゼルがコンパスになったものです。ここは、高度・傾斜に変更することも可能です。
また、ナイトモードもあります。
デジタルクラウンを回すだけで、この画面になるので、シアターモードのように真っ暗になることなく画面を確認できます。僕の場合は、通っているb-monster(ジム)が暗闇フィットネスなので、この画面は便利です。
どのApple Watchを使うかは、それぞれの好みだとは思いますが、僕自身は満足している次第です。