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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

ついつい「怒ってしまう」管理職のあなたへ

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怒りっぽいと自分が損をする。イライラにすぐ感情的にならずに対処する方法」(lifehacker)

イシン株式会社の創業時に、本業ではありませんが、とある大企業の管理職研修を担当させていただいたことがあります。そこに来られたのは、10数名の「課長職」のみなさん。

その中に「私は部下と話すのがイヤです」という方がいらっしゃいました。僕的には「え?」という絶句に近いものがありましたが、よくよく聞いてみると、なるほど、と思ってしまうことです。

「自分はもともとエンジニアで、あるプロジェクトを成功に導いたということで、管理職になりました。うちの会社は、管理職にならないと収入が増えないので、仕方なく引き受けましたが、管理職が得意ではありません」

ちょっと気の毒な気がするお話です。

「私の部下は、細かいことまで聞いてきて、自分で考えるチカラがない。ついつい怒ってしまう自分がいるので、出来るだけ部下と話したくないんです」

ここまで聞くと、大抵の管理職のみなさんは「何を言ってるんだ。それが管理職の仕事じゃないか」と思われるかもしれませんが、ここで一つ整理しておきたいことがあります。

・怒ることについて
実社会において、叱っているつもりでも、それでは感情に任せて怒っているだけじゃないか、という人がいますよね。声を荒げたり、人によっては、それはもう威嚇ですよ、という言い方、態度であったり。

きちんと叱ることができず、怒ってしまう人の特徴は、事前に何を伝えるべきか、が整理されていないことが多いように感じます。

突発的に、注意したり、叱ったりせずに、自分の言いたいことを整理し、可能であればどこかに書き出して(PCやiPadなど)、他の社員がいない場所、会議室やカフェなどに呼び出して、

・何が起きているのか
・どこがいけないのか
・どうすれば良かったのか
・今後はどうしてほしいのか

といったことを組み立てて、そのうえで落ち着いて話をする。激高したところで、相手は怖がるだけで、伝わらないことを知っておくべきだと感じた今日この頃です。

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