日本の管理職に足りないものは、アンラーニングかもしれない
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アンラーニングという言葉を、久しぶりに聞く機会がありました。
learningの否定形に見えるunlearningですが、「勉強しない」という意味ではありません。まだ正確な日本語は存在しませんが、一部では「学習棄却」とも呼ばれています。つまり、以前に学んだことで、時代に合わなくなったことや、あるいはリニューアルすべき情報や知識をアップデートしていく、という意味になります。
つまり、いつまでも古い情報のままでいる人ではダメだよね。ということになるわけですね。
「俺の若い頃は・・・」なんて昭和なおじさんは、アンラーニングしましょうね、ということになります。
例えば、「会議は会議室でやるもの」「会議は対面でやるべき」という知識は、もう古い。オンラインでいいじゃん、というのも、アンラーニング出来ていない人は、不安でしょうがない。
「会議中に聴いているだろうか」
「画面を消している人は、聴いてないんじゃないか」
こういうマインドでは、オンライン会議はできないですよね。特に管理職が、知識や情報をアップデートしていないと、部下はついていけない、ということになります。
ただし、アンラーニング出来ていない人を、全否定するところから始めるのはよくないと思っています。誰しも、成功体験があると、それを大切にしたがるもの。それを「古い!」のひと言で済ませてしまうと、個人を否定されている気分になる得る。そうではなく、経営者が伴走してあげることで、あるいは若手を上手に伴走相手になれるように導いてあげる。そんな工夫が必要だと思うのです。
古いWindows、Macの話に終始したがる人も、アンラーニングが必要な人たちかもしれませんね。(笑)
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