「マルチタスク」でミスを連発する人たち
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前職で、「マルチプロジェクト」と「マルチタスク」の話で盛り上がったことがありました。
「マルチプロジェクト」は、複数のプロジェクトを掛け持ちすること。
一方で「マルチタスク」は、複数の業務を同時に実施することです。
僕自身、前職では複数のプロジェクトを掛け持ちするなんてのは普通で、自分の工数をパーセントで分けていても、なかなかその予定に収まりきらない、なんてこともありました。
しかし、マルチタスクはうまくいきません。例えば、このブログを書きながら、もう一つ並行してExcelでなにかの計算をする、と考えればわかりやすいですね。過去の経験では、それぞれをシングルタスクで実施して、それぞれ20分の業務だったとしても、マルチタスクでやると両方で1時間を超す、なんて普通に起きました。
また、マルチタスクの決定的な問題は、凡ミスを起こしやすい、ということです。考えてみると当たり前で、全く思考が違う業務をやっているのですから、集中しにくい、集中できない、ということになります。いえ、よっぽど頭のいい方なら分かりませんが、僕レベルの凡人にはかなり難易度が高いんですよね。
ラジオを聞きながら仕事をすると注意力が削がれる、なんてのもそうですね。ラジオの内容に聞き入ってしまい、目の前の仕事が滞ってしまう。誤字が多い人なんてのも、そういうことだと思います。
過去のプロジェクトでミスを連発する人たちがいましたが、いずれもマルチタスクでやっている人たちでした。一つのことに集中するほうが効率的ですし、ミスも起こしにくい、というのが僕の経験則だ、ということを思い起こした今日この頃です。
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