6年前に書いた記事を振り返って、今一度考える「管理部門」と「情シス」のあり方
僕がZDNetに連載していたのは、2015年-16年頃。その中に、こんな記事がありました。
管理部門がなくなる時代--そして情報システム部門がなくなる時代(ZDNet)
タイトル的には、少し過激かも知れません。しかし、テレワーク、リモートワークという言葉が当たり前のように報道される今、時代が追いついてきた気もしています。
本記事では、管理部門のあり方、シェアードサービスという考え方、情シスの位置づけ、経営企画に属する、という考え方、そしてITに参画しない経営者への取り組みなど、様々な視点から書いています。
僕自身、前々から言っているのですが、ITを苦手だと公言する経営者の存在は、社員にとって大きな障害になると思っています。比較対象では有りませんが、個人的にはパワハラよりも問題なのではないかと。
また、特にB2Bの中小企業の場合に、管理部門、特に経理部門を単体で持つことの意味に疑問を抱いています。日々の入金があるB2Cなら別ですが、B2Bの場合には月末月初以外に忙しくないのが一般的ではないかと。(企業によるのは当然です)
だとすれば、シェアードサービスとして、社内のいろいろな部門を横断的にサポートする仕組みのほうがいい気がするのです。
テレワーク、リモートワークは、事業によります。製造業で製造部門にいれば在宅勤務は出来ないでしょうし、業態、業務によるのは当然ですから、テレワークが本質な話ではないと思っています。
弊社では、IT企業の言いながら、情シスは存在しません。強いて言えば、全員で情シスも兼務している、的な感じです。社内のすべてのシステムはクラウド化されていますので、誰かがサーバーの前で頑張る、みたいな仕事は存在しません。
だから弊社はすごい、なんてことは思っていません。ただ、考え方をもう少し柔軟にすれば、組織はもっとラクになり、また活性化されるんじゃないかな、と思う今日この頃です。