オルタナティブ・ブログ > 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 >

スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

「77円の買い物をする際にいくら出す?」から考える多様性の受け入れ

»

タイトルがすべてなのですが(笑)、日本人の暗算能力は極めて高いと思っています。もちろん、インドでは九九が二桁まであるとか言われていますが、じゃあ、インドで77ルピーの買い物をする際に、107ルピーを出したら?

インドでは、間違いなく、まず7ルピーを返金されて、その上で23ルピーが返ってきます。(現地にて実証済み)

これは計算の概念の違いなのですが、例えばアメリカで買い物をしたことがある人なら分かる話で、例えば77ドルの買い物をする際に、100ドル札を出すと、まず10ドル札を1枚ずつ「87ドル、97ドル」と言いながら渡されて、その次に1ドル札を「98ドル、99ドル、100ドル」と渡されます。つまり、足し算で計算しているんですね。

日本人の僕たちは、お釣りは引き算で計算する習慣があるので、あの渡し方に違和感を感じてしまいます。ただ、結果はどちらでも同じなので、問題ないわけですよね。

久しく海外に出られていない友人と話した際に、ふとこんなことを思い出しました。たかだかお釣りの渡し方の話ですが、日本のコンビニで働いてくれている外国人のみなさんは、今までの習慣を捨てて、日本の引き算でやってくれています。素直にすごいな、と感じるんです。

一方で、僕たち日本人の中には、多様性の受け入れをしない人が少なくない気がしています。でも、こういう足し算と引き算の違いなんだ、ということを理解することで、多様性というものが理解される。そんな期待をしている今日この頃です。

Comment(0)