緊急事態宣言が延長された今、改めて自分の情報収集能力と判断力が問われる時代
「え〜、また?」という声があちこちから聞こえてきた三度目の緊急事態宣言。17日間なんて無理があるよね、と言っていたら、案の定延長が発令されましたね。
我々ビジネスパーソン的には、効果測定がされ、延長に意味がある、妥当である、という判断が必要だと思うのですが、どうやらあの方々がそういう判断手順ではないようです。
さて、とはいえそういう判断をした人たちがいるわけで、直接影響を受けているのは飲食店、百貨店、イベント会場などB2Cの事業体が中心になりますが、B2Bもその延長で影響を受けないはずがありません。
こうなると、何が正しいのか、どう立ち振る舞えばいいのか、動きを含めて判断することが必要になってきますよね。
「テレビでこう言ってた」
これは全く当てにならないことは、昨年からの報道を見ていてはっきりしてきました。テレビ番組は「煽る」が仕事になってしまっているので、まるまる信用してしまうのは危険です。
平日は、毎朝のように品川駅の港南口を望遠レンズで撮影し、さも出勤している人たちが悪のような報道をする。
週末は、浅草の雷門を、向かいの浅草文化観光センターあたりから撮影し、これまた仲見世に人が多いように見せる。
テレビでコメントをしているドクターは、実際には客員教授で、さらに終日あちこちのテレビ局を奔走していることを見れば、とても現在の医療の現場を知っているとは考え難い。
ダウンタウンの松本さんが、「今となっては、学業の現場を知っているのは学生であり、会社の現場を知っているのは会社員なのだから、そういう人たちの意見を聞かないといけないんじゃないか」という意味のことを話しておられました。
自分の現場、自分のこと、立ち振る舞いは、自分で考え、自分で判断することが求められる時代。特に経営者は、その能力を上げていく必要性を感じた今日この頃です。