「上座」を作る組織の終焉
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暗いタイトルですみません。
ときどき用事があって、日本年金機構に行くことがあります。先日、久しぶりに行ったところ、ものすごく気になったのが(違和感ですね)、明らかに「お偉いさん席」の存在です。課長なのか、部長なのか、あるいは所長なのか。
この組織は、いつも仕事が遅いのですが、その人はずっと座ってPCの画面を見ています。周りがあたふたしていることには、我関せず状態。
まあ、この組織は極端なのかもしれませんが、オフィスの中に「上司席」を作る会社って多いですよね。フリーアドレスとか言いながら、課長や部長の席だけは決まっていたり。
もちろん、上司というより業務内容によっては、壁を背中にしたい仕事もあるかもしれません。しかし、上司=上座という凝り固まった思考が、組織を硬直化させてしまうと思っています。
その昔に勤務していた会社(今はもう存在しない)の社員旅行で、上座に座った部長から「こっち来いよ」と呼ばれたとき、「いや、あなたがこっちに来てくださいよ」なんて生意気な口を叩いて、こっちに来てくれた部長には感謝しています。
今はもうそういう時代じゃないですよね。こんな時代に、Zoomの上座とか、気持ち悪い以外の何ものでもないと感じています。
「仕事がしやすい」が一番大切で、上座を作ることを思考から外すべきなんだろうな、と思う今日この頃です。
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