これから必要な人材は「全体最適化」を考えられる人だ!
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トヨタの豊田章男社長と言えば、講演が大変話題になる方だと思います。過去のトヨタの社長は、あまり人前にでる方ではなかったように思いますが、豊田章男社長は「車好き」としても有名。マスタードライバーとして「モリゾウ」というニックネームも有名です。
そんな豊田章男社長の今年の年頭挨拶が、トヨタイムズのYouTubeで公開されていました。
この中で、「私は事技職の人たちと乖離を感じる」という話をされています。「事技職」という言葉は、僕も初めて聞いたので早速ググってみたところ、トヨタのサイトに掲載されていました。概ね、一般的に言われる「総合職」のことのようです。
ただ、この動画の中で豊田章男社長が仰っているのは「車のブレーキのプロ」とか「内装のプロ」みたいな方を指しているように感じました。
ブレーキのプロでもいいし。内装のプロでもいい。でも、車としての完成形を目指さないといけないのに、ブレーキだけで満足するような社員ではいけない、という意味のお話をされています。
世の中には、部分最適化で満足する人っていますよね。自分だけ良ければいい、というところまでではないのでしょうけど、例えば自分の部署の売上だけを考えている営業部長とか、最たるところですよね。
会社というものは、なにか一つの部品で成立するものではありません。ましてや、管理職が部分最適化しか考えていないなんて、そんな人にその部署を任せるわけにはいきませんよね。
全体最適化があって、その上での各部分を考えていく。そんな大切さを感じる動画でした。
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