フリーランスと取引できない理由とは?
こんな記事を見ました。
「フリーランスとの取引はNG」、ダメなルールがIT職場の仕事を邪魔する(日経XTECH)
「申し訳ありません。フリーランスの方との取引はNGだと、経理から待ったが掛かりました」
この記事の冒頭の文章で、引っかかってしまいました。なぜ経理が止めるのか?経理が法務とか兼務してるんでしょうか。
ま、そこはともかくとして、
社外の優秀な人材とのコラボレーションは、IT職場にとって組織としての成長機会でもある。ところが、いわゆる本社組織が「フリーランスとの取引はNG」のような古いルールや慣習に固執すると、IT職場は成長機会を逸する。これは由々しき問題である。
IT職場という分かりづらい日本語はともかくとして、フリーランスの人すべてを禁止するというところが、何にこだわっているんでしょうね?法人なら良いということで、実質はフリーランスと同じような一人会社ならいい、というのも全然本質的ではないと感じます。
何を委託するのか、によって、相手を選ぶべきだと思うのですが、これでは「上場企業なら何でもOK」みたいなのと同じで、その後に紛争しているどこかのシステム開発のようになってしまう可能性が大きいのでは、と危惧してしまいます。
何を、いつまでに、どのようにしたいのか。それによって、アサインするべき人材が決まるはずで、それが社内で対応できないないようであれば、外部に当たるしかない。で、外部で得意な人材を見つけたのであれば、あとはどのように依頼するのか、だけだと思うんですよね。
「ちゃんと成果を出さずに、適当にやるんじゃないか」
そんな杞憂であれば、相手が法人であっても、社員を何人も抱えている企業であったとしても、同じ心配があるはずです。それを防止するために「契約」というものが存在するわけですよね。
「思考停止」という言葉を思い出した記事でした。