オルタナティブ・ブログ > 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 >

スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

45歳〜50歳の中で「働き盛り」と呼ばれる人は、20代からしっかり働いている

»

今朝、Facebookでこんな記事がシェアされてきました。

早期退職しない限り面接が続き...「45歳以上クビ切り」横行中(FLASH/Yahoo!ニュース)

「『あなたは残っても仕事がない』と言われた。それなりに貢献してきたと思っていたので、ショックで食事が喉を通らなかった」

まあ、そうなるでしょうね。僕的には、その状態で食事のことを考えていたんだ、と驚きましたが。

「面談者の部長から、『今の部署に残りたいというのであれば、どのように貢献できるのか、示せ』と言われた。面談のたびに貢献策を提案したが、部長からは毎回駄目出しを食らった。結局、何を提案しても無駄な抵抗と感じた」(54歳、NEC経理)

僕は、これはどちらにも問題があると感じました。「どのように貢献できるのか示せ」と言われるということは、今まで貢献してなかったよ、ということである一方で、そういう言い方しか出来ない上司。きちんと丁寧に、あなたはここでやるべきことがない、という話をするスキルが、管理職に求められる時代なのだと思います。要らない人には、要らないと言わなくてはならない。

●NEC(2018/6/29)/目標:2019年春までに3000人
●エーザイ(2018/10/25)/目標:2019年3月までに100人、2020年、2021年に追加予定
●日本ハム(2018/10/31)/目標:2019年10月15日までに200人
●アルペン(2019/1/9)/応募:2019年3月20日までに355人
●カシオ計算機(2019/1/31)/応募:2019年3月までに156人
●協和発酵キリン(2019/2/5)/応募:2019年3月までに296人
●コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(2019/2/14)/目標:2019年4月中までに約700人
●富士通(2019/2/19)/応募:2019年1月末までに2850人

カッコ内は発表日ですが、名だたる大企業が、次々と主に45歳以上の社員の首切りを発表しているようです。つまりは、それだけの大企業でも、ぶら下がり社員を抱えておくだけの余裕がなくなってきた、ということなのだと思います。

「君は要らない」
こんなことは、本当は上司だって言いたくはないでしょう。しかし、言わざるを得ないということは、その人が今までたいして成果を出してこなかった、ということになります。厳しく言うと、烏合の衆であり、チーム、部署で成し遂げたときに、その中の一員に過ぎなかった、ということですね。

40歳でも、50歳でも、成果を出す人は、そんなことを言われる対象にはなりえない。20代、30代で、しっかり成果を出すトレーニングを積んできた人は、そんなポジションにいない、ということなのだろうと思う今日この頃です。

Comment(3)