英語が下手な日本人同士の会議を「英語必須」としてしまう悲惨さ
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久しぶりのグアム旅行で、気持ちのいい時間を過ごしています。写真は、ヨガパビリオンから見た光景。気持ちのいい場所で、毎朝ヨガのプログラムを受けています。
ヨガプログラムを受ける上で、もっとも大事なことが「呼吸」です。呼吸を英語で言うと「breath」ですが、breathという言葉はプログラム中に一切出てきません。「息を吸う」は「inhale」、「息を吐く」は「exhale」です。
他にも、「cross your legs at shins(くるぶしのところで、足を交差させる)」とか「膝はくるぶしの真上」とか、普段は絶対使わないであろう言葉がたくさん出てきます。僕も何度か、聞き漏らした言葉がありました。
ヨガにはヨガをするときの専門用語があるわけですね。ビジネスも同様です。必要なときに必要なことを言える、あるいは聞き取れることが大事。
最近、とある企業での打ち合わせで、日本人同士だけど英語が強制されているため、面倒だから、と発言しなくなってしまう、という話を聞きました。これでは、本末転倒ですね。発言しないなら、会議に参加すること自体、不要になってしまうかもしれませんし。
英語を使うことが本質ではないですよね。また、「日常会話レベル」なんて言葉がありますが、日常会話こそ難しい。お味噌汁の「昆布出汁」の昆布と「ワカメ」の違いを、英語で説明できる人って、そうそういない気がしますしね。
言葉はしょせん道具。そんなことを感じた今日この頃です。
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