管理職にならずに収入を上げる方法、あるいは50歳以上のスペシャリストの活用
こんな記事を見かけました。
「50歳過ぎた社員は新しい価値を生まない」空前の人手不足でも進むバブル世代のリストラ(Business Insider)
その昔、バブル世代と言われた世代がありました。いま、48歳くらいから53歳くらいの人たちのことですね。就職に苦労せず、むしろ企業側が新卒を必死に確保した、と言われている世代ですね。
子会社の断続的なリストラを実施する東芝は2017年11月の東芝デジタルソリューションズの300人の削減に続いて、1月中旬、東芝インフラシステムズなど子会社2社の満50歳以上の社員、約100人の削減を発表した。1月30日には電機大手のNECが国内の約3000人の人員削減、翌31日には富士ゼロックスが国内外約1万人の削減を発表している。
こういう記事を見ると、50代としては暗い気分になってしまいますね。本当に、50代は使えない人たちが多いんでしょうか。これって、「日本人は英語が下手」とか「男ってさあ」に近しいニュアンスを感じてしまいます。使えない50代がいることと、50代が使えない、という話は別ですもんね。
非管理職でも賃金が高
僕的には、この言葉が一番気になりました。管理職じゃないと、賃金が高くてはいけない、ということのようです。
管理職になるのは、同期の中でもほんのひと握りのはず。で、この理論だと、30代、40代でバリバリ働いていた人たちの大多数は、50代で使えない人だということになってしまいますよね。そんなことはない。
ある企業では、賃金はグレードにしていて、管理職になるコースと、専門職になるコースを作っていて、どちらも同じグレードであれば同じ賃金になる、ということを実現しています。そんな会社って増えてきていると思うんですけどね。
むしろ、エンジニアとしてのスキルは高いけど、マネジメントが不得意な人に、賃金のために管理職にする、というのはナンセンス、時代遅れな気がします。
50代で独立する人が増えていて、それはそれで応援したいですが、退職する前に出来ることがあるような気がする今日この頃です。