マルチタスクという勘違いと、マルチプロジェクトの重要性
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今朝、友人がFacebookでシェアしていた記事が目に止まりました。
天性の経営者、セールスフォース創業者の「マルチタスク力」(Forbes)
英語で書かれた記事の日訳であること、記事の主役はマーク・ベニオフ氏というウルトラマンだということを念頭に置いておかないと、ミスリードして「マルチタスク、すげえ!」「マルチタスクできる俺、バンザイ!」みたいなことになりかねないなあ、と思った次第です。
ここで書かれている「タスク」は、我々凡人で言うところの「プロジェクト」並の規模だということですね。彼は全うするのではなく、頭出しをするのが仕事でしょうから、「プロジェクトの頭出し」=「タスク」になるのかもしれません。
僕たちが何かに取り組むときには、一つのことに集中しないといけないですよね。でないと、凡ミスを犯したり、抜け漏れが生じて、それに気付かない、なんてことになってしまいます。マルチタスクは、それを発生させる大きな要因だと思っています。
ときどき、マルチタスクとマルチプロジェクトを勘違いする人がいるのですが、マルチプロジェクトは複数のプロジェクトを担当すること。マルチタスクは、同じ時間に複数のことをやろうとすること。例えば、キッチンでテレビを見ながら、包丁でキャベツの千切りを、みたいな話です。危なっかしくてしょうがない。
僕自身も経験があるのですが、マルチタスクの状態になると、Aのことをやりながら、Bのことが気になってしまうので、気が散るんですよね。
マルチプロジェクトを担当するのは、それだけ期待されているから。だからこそ、マルチタスクはやらないようにしたい。そんなことを思った今日この頃です。
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