年度初めに考えるタクシー代との付き合い方【読書感想】
「9時を過ぎたらタクシーで帰ろう。」という本を読みました。サブタイトルに惹かれたんです。「一流の人だけが知っている「逆説」の思考法」
一流にはほど遠い人間ではありますが、一流を目指したい、少しでも近づきたい、という気持ちはあります。
この本に書かれているタクシーについての発想は、まったくもってその通りだな、と思ったんですね。
==引用==
私はまだまだ安月給のサラリーマン時代から、夜9時を過ぎたらタクシーで帰るようにしていました。どうしてか?理由は簡単です。
翌日の朝、気持ちのいい状態で目覚め、大事な仕事を一気に効率よく片付けるためです。
考えてみてください。夜の9〜10時を過ぎた電車は例外なく混んでいます。いくら大好きな仲間と、気心の知れた友人と楽しい時間を過ごしても、満員電車の中で酒臭い空気を吸ってしまうと、その日の幸せな時間が一度に吹っ飛んでしまいます。
==引用==
これって、完全に価値観のお話しだと思いますし、人によって違う考え方があるべきだとも思います。
僕自身、ここ10年くらいのタクシーで、気持ちよく乗れなかった経験が何回かあります。道を知らない。以前も渋谷から墨田区迄帰るのに、渋谷から道案内を求める運転手さんがいて、さすがに降ろしてもらって他のタクシーを探しました。また、道を知らないからナビに入れてくれ、と言っても入れないとか、以前に比べて運転手さんの知識レベルが下がっている気がしていたからなんですね。
でも、考えてみると、満員電車の酒臭いはさておき、眠くて乗り過ごしたり、しんどいと思いながら帰るくらいなら、タクシーに乗るのも手だな、と納得したんです。まあ、タクシーでいくらかかるか、というのは当然あります。毎回2万円とかだと、さすがに無理がある話ですから、あくまで都内23区の話だと思いますが。
ただ、これはタクシー代の話ですが、自分自身が生きていく上で、何に主軸を置いているか、ということを意識する、というのはいいことだと感じました。この方は、翌朝のあり方に重点を置いていらっしゃるんですよね。それは僕も同じで、朝から猛ダッシュできるためのコンディションは持っていたい。でも、夜のお付き合いもある。だとすると、どうすべきか、というところですね。
僕の場合、自宅が墨田区なので、新橋あたりでの飲み会だと帰りやすい。タクシー代も、せいぜい4,000円くらい。なので、飲み会も自分が主催するとか、お店確保を担当することで、自分がコントロールしやすい場所で開催できるんですよね。幹事役の特権とでもいうか。いろいろと動くのですから、それくらいはよろしくね、的な。でも、人任せだとどこになっても仕方がありません。こういうところも、本書で言われているところだと理解しました。
人任せにして文句を言うとかは最低ですから、自らが動いて快適な状況を作り出す。そんなことも大事だなあ、と感じた今日この頃です。