新卒を迎えるシーズンは、転職のシーズンでもあり
先週、「新人を迎える準備」というブログを書きましたが、自社に入ってくる社員がいるということは、出て行く社員だっている可能性がありますよね。ベンチャーって、不思議と人数が増えないタイミングってあるんですよね。意図的に人数をコントロールしようと思っても、なかなか難しい。
最初の壁は15人と30人。その壁を超えると今度は50人。47、8人くらいまで増えて「おお、そろそろ50人か」なんて思っていると、するする〜っと何人か辞めてしまって、気がつくと40前半。でもって、また一生懸命採用活動をして、ということの繰り返し。なかなか難しいものです。
でも、昭和の時代とは違って転職しやすい時代。まあ、新卒で入社しても「第二新卒」とか煽る人材紹介会社も多いことですし、致し方のないところ。でも、転職する当人にとっては、気軽に転職できるのはありがたいことです。まあ、気軽というのは、昭和に比べて、という意味であって、僕自身も当時は悩みまくって転職したものです。
採用面接を何度もやっていると、転職する人の「癖」が見えてくることがあります。つまり、その転職に、どこまで、どれくらいの、どういった思い入れがあるのか、ということですね。
採用面接をしている側としては、どれだけ本気で面接に来てくれているのか、を見ています。面接に行く側としても、複数の会社の中から選択するとはいえ、全力で行かないことにはバレてしまうものです。僕も前職で何度か「この人は、いったい何をしに来たんだろう?」と疑問に感じる人がいました。これでは、お互いの時間の無駄ですよね。
また、一生懸命「志望動機」を話してくれるのですが、ある程度の年齢になってくると、「入社してどういう効果があるのか」を知りたいものです。つまり、「僕を採用するとお得ですよ」というアピールがあると、分かりやすいですよね。
僕のお知り合いの人は、「何としてもこの会社に入るんだ」という思いで、その会社について徹底的に調査し、その会社の人たちのも負けないくらい勉強した、という自信を持って臨んだそうです。これくらいの気概があれば、間違いなく入社されるんですよね。面接する側とはいえ、見習うところ多しです。