TOEIC600点で「日常会話程度」なんて言わないほうがいい
我らが大里真理子さんが、面白いブログを書かれています。
「帰国子女ではない」という言葉には、「英語が上手くない」ではなく、「western styleにおける文化を理解していない・楽しみきれていない」という意味だったのだなぁ。。
この一文にすべてが凝縮されている気がします。僕自身も、初めてアメリカに行った際、ドラッグストア(ほぼコンビニですね)に入った途端に、店員さんが「Hi!」と笑顔で迫ってくる。特に「早く買え」と言っているわけでもなく、それ以上に「May I help you?」と絡んでくるわけでもないのだけど、「Hi!」はどこのお店に入っても言われます。それで目をそらして返事をしない人は「怪しい人」なんですよね。でも、日本人って見知らぬ同士で挨拶をしない民族なので、最初はこれに戸惑います。これは言語の問題ではなく、文化の違いですからね。
で、ビジネス英会話と日常英会話では、圧倒的にビジネス英会話のほうがラクです。ある程度、決まった単語を使いますし、自分の仕事に関連した会話なので、覚えやすいですしね。まあ、会議で発言するのを躊躇する気持ちは分かりますが、たどたどしくても伝わることのほうが重要。むしろ、日常英会話は、どれだけの単語数でとか言えるものではないですよね。
築地の場内にあるお寿司屋さんは、ほとんど英語でお寿司のネタを説明できます。当たり前ですよね、ネタの数は限られていますし、毎日使いますから。でも、僕らが外国人を連れでお寿司を食べに行っても、ネタの説明は困難です。僕は「炙り大トロ」って説明出来ないです。築地の近くにある浜離宮恩賜庭園に行ったとしても、ほとんど説明できないように思います。僕ならたぶん、他の話をしているんじゃないでしょうか。(笑)
TOEICが英会話能力の目安かどうかはさておき、670点(2001年時点)の僕は、日常会話を網羅するのは厳しいと感じている今日この頃です。