IoTは何をどう使うか、の発想が重要になる #CES2016
米国でCES(コンシューマ・エレクトロニクス・ショー)が開催されていて、僕のFacebookには現地からいろいろな情報を発信される方であふれています。やはり、現地に赴くって大事だな、と反省することしきり。そんな中で、こんな記事を拝見しました。
動画:光るIoTボール「Hackaboll」を試してきた! iPhoneアプリでプログラミング可:CES 2016 - Engadget Japanese via kwout
面白いですね。ボールの中にスピーカーまで仕込まれているので、色だけでなく音でも変化をつけることができるし、音楽を流すことも可能なようです。かなり興味のある製品であり、サービスだと感じています。しかし、この記事を見てツイートしている方の中に、こんな意見を見かけました。
「面白そうだけど、何に使うか分からないな」
(ご本人の承諾を得ていないので、ツイート文面だけの引用です)
たしかに面白そう。でも、すぐには実用性を思いつかない。ただ、CESで展示されているものの多くはそんな感じです。展示されている方々も、「こんなの作ってみたけど、どう思う?」という軽い感じで展示されているものも多いのですね。IoT、ウェアラブルというキーワードはあれど、実用的にはどこで使うかは決めていない。
これは、見る方のチカラ次第だと思います。どう使うのかを思いついた人が、これらを本格的にビジネスに展開させる人になるのですよね。思いつかない人は、所詮その程度。実現させた人のビジネス、サービスを利用するしかない。少なくとも、提供側になって、という発想がないのですから。
300年成長続ける企業へ ソフトバンクグループ社長 孫正義氏(日本経済新聞)
日本では、具体的に製品になり、商品やサービスになるまで動かない人が多いと聞きます。自らが一歩前に向かう。そんな志が必要なのだと感じます。孫社長がインタビューの中でおっしゃっている「志」が必要だと思います。
過去を論評するのは簡単なんだ。だが、そういう人が事業で成功したためしはない。
そのとおりだと思いますね。