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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

出戻れない環境を作る管理職はアウト

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ある意味で自己反省でもありますが。

どんな立派な企業でも、どんなに働きやすいと言われる環境を持つ企業でも、退職する人は必ずいます。グーグルだっていますし、日本の財閥系企業だって辞める人はいます。そして、辞める理由は人それぞれ。「親を継ぐ」なんて立派な退職理由もあるでしょうし、「なんとなく」という人も少なくないでしょう。

僕自身、20代で管理職になった頃は、辞める部下に肩を落としました。「せっかく、ここまで育てたのに」という気持ちが強く、新たに入ってきてくれた人にも、懐疑的になったこともありました。また育てても、辞めちゃうんじゃないか、と。

しかし、今から考えてみると、辞める人には辞める人の理論があるわけで、それを外野が否定することはできないわけです。しょうがないですよね。でも、この記事にあるように、「出戻り歓迎」という文化があればどうでしょうか。いや、その前に、出戻り歓迎という社内の仕組み作りが必要なんですよね。辞める前に、戻りたくなる環境作りです。

辞めてしまっても、ふと思い立って戻りたくなる企業文化って、とてもむずかしいと思います。しかし、今は、出戻りが肩身の狭い思いをする時代ではなくなってきている気がします。むしろ、外で吸収したものを持ち帰り、それを発揮してくれるなら、それなりのポジションを用意しますよ、という企業が増えているんですよね。

管理職にとって、部下が辞めるというのはしんどい話です。しかし、それは視点を変えることで、ずいぶん捉え方が変わるのだろうと思います。「辞めます」と言った部下を、どうやって送り出すか。虐めるなどもってのほかですし、無視するなどという幼稚な管理職でもアウト。自分なりのメッセージを添えて送り出し、「また戻ってこいよ」なんて言えるといいですね。

去年の記事ですが、大事なことが書かれている気がしています。

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