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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

会議のオーナーを盛り上げる会議

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ようやく日本に帰着しました。初日はうまくタイムコントロールできたのですが、帰りは飛行機内で寝ずに資料作りをしていたせいか、帰宅後は脳が機能せずに寝てしまい、2時から起きているという典型的な時差ボケです。。。
 
今回、ロスアンゼルスでは合計4つの会議室で6つの会議をしてきました。自分の英語の語彙力不足を通関しながらも、相手のコミュニケーション能力のおかげでなんとか乗りきれた次第。新しいビジネスのスタートが楽しみです。
 
アメリカでの会議は、日本のそれと違うところがいろいろあります。全員が積極的に会議に参加する、というところも、日本とは違うところ。特に日本では、誰かが中心に発言し、その意見を評価することが多いように感じています。つまり、自分の意見ではなく、他人の意見を聞いてから自分の感想を述べる、といった方法です。正直、これでベストな意見が出てくる気がしません。一番に意見を言った人は、自分の意見を叩きまくられるわけですから、いい気がしない、ということもあるでしょう。
 
一方で、僕が体験した会議では、誰から発言したあとに発現する人は、必ず今の意見のいいところを繰り返します。その際に使う言葉が「I like」なんです。どこかで聞いたことがありませんか?そうです、Facebookの「いいね!」は英語で「Like」なのですよね。Facebookだけで使う言葉ではなく、一般的に使われる言葉なのですよね。例えば「僕は、彼の意見の中で、明朝から取り掛かる、というところが気に入った」というように使います。
 
その中で、特に会議のオーナーを盛り上げるのが上手だなと感じました。僕は会議の骨子を話す役割ですが、会議のオーナーではありません。会議のオーナーは別にいるのですが、その会議のオーナーを積極的に盛り上げようとするのが、とても印象に残りました。ちょっと具体的なことは書きづらいのですが、オーナーが話しだすとみんなが正面を向いて聴き入ります。本当に興味ある内容なのですが、それにしてもガサツなアメリカ人たち(失礼)や、シンガポール、香港人といった、我先に話しだしそうな人たちが、笑顔で聴き入っています。これはオーナーも話しやすいことでしょう。いや、オーナーのみならず、まずは聞いてくれるというのは話しやすいものです。僕が話したときも同じように、笑顔でコーヒーを飲みながら聴いてくれます。
 
振り返って僕たち日本では、ついつい誰かの意見に対して「いや、」から始まっている気がします。そのたった2文字が、すでに否定語。これでは良い会議になりにくいですね。
 
ふと、マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」というリハーサル風景をドキュメンタリーにした映画を思い出しました。この中で、プロデューサーのケニー・オルテガが、周りのメンバーにこう言います。
 
「xx(人の名前)、マイケルが良かったよ!」
 
また、音楽監督でありキーボーディストのマイケル・ベアデンも、リハーサルを進めるマイケル・ジャクソンに「いいよ、いいよ!」と声をかけています。
 
音楽のリハーサルと我々の会議では違うかも知れませんが、目的を達成するということに対して貪欲であるという共通項があるように感じました。僕自身も、もっと会議上手にならないと、と感じることができる素敵な経験でした。

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