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【新しい働き方32】下請け構造を維持する必要はない

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三連休の初日はオフィスに行ったのですが、一気に花粉がやってきた感じ。もうたまりません。もうちょっととは思うものの、花粉症ではない方が羨ましい限りです。 
 
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IT業界では、ごく当たり前に下請け構造は存在します。システム開発の領域ではなおのこと。元請けに、いわゆる大手やハードウェアベンダーが立ち、下請けにIT業界の(実質)派遣大手、その下にさらに「業務委託」という名の派遣会社。中には、社員が座る席すら用意していない会社もあります。
 
中には、当社のようなスマートデバイスに特化したコンサルティング会社を、下請けに持ちたがる企業もあります。あるいは、ノウハウだけパクリに来ようとする人もいますが(苦笑)商流は別として、僕はお客様の顔が見えない下請けをすることはありません。中には「これだけやればいいんです」と言ってくる人がいますが、鵜呑みにはしません。まず、そんなことはあり得ないので。
 
昨日放送されたカンブリア宮殿を観ました。全国に1,000箇所ほどある「道の駅」の話です。その中でピックアップされた、萩しーまーと内子フレッシュパークからりは、道の駅としては珍しい観光バスを受け入れない店舗。観光バスを受け入れると、観光バス会社(というよりは、ほとんどがドライバーとバスガイドと添乗員)にキックバックを支払わないといけない。旅行会社なり、バス会社が送ってきたお客さんに売り込む、いわば下請けになるわけです。自分たちでお客さんを集めることはしない。
 
しかし、この2つの道の駅は、地元にこだわります。地元の人たちに来てもらわないと、平日が閑散としてしまう。平日を賑わせないことには、成り立たないという考え方です。だから、自分たちで商品を開発し、自分たちで店頭に並べ、お客さんと直接会話をする。
 
内子フレッシュパークからりの野田文子さんが話されていたことが印象的でした。

「昔(道の駅で販売し始める前)は農協経由で販売していた。農協に持っていくだけで、誰に、どこで、売られているのか、全然知らない。お客さんに出会うこともなかった。
道の駅で販売して、店頭でお客さんが喜んでくれる。儲かることもあるけれど、お客さんの喜ぶ顔が見えて楽しい」

お客さんの顔が見えると、本当のニーズが分かりますよね。間に入った人の感情や思いが入ってしまうとそれが見えなくなる。それをやると、結果的にお客さんに迷惑をかけてしまう。
 
もちろん農協は今でも大きな存在でしょうし、それなりのバリューもあります。しかし、農協も今ではあちこちで直売所を設けて、生産家の人たちが直接運びこむようになっているところがあります。それはやはり、直売所に対する農家のニーズも多いのかもしれませんね。
 
卸問屋を経由していた商品が、Amazonやヤフーショッピングなどで直販されるようになり、商社を介して海外に出ていた商品が、ネット経由で直接海外のバイヤーと繋がるようになり。
 
商社も卸問屋も、そしてIT業界の下請け構造も、簡単になくなることはないのでしょうが、だんだんとシュリンクしていく気がしている今日この頃です。

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