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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

【新しい働き方28】5分間のプレゼンに20時間を費やす理由

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今日は、「JAIPAクラウドカンファレンス2014」で、5分間のプレゼンテーション、いわゆるライトニングトークをするのですが、この準備はいつものプレゼンテーション(40-45分程度が多いです)よりも、ずいぶん時間がかかりました。延べ20時間はゆうに超えています。「5分間のプレゼンに20時間、つまり240倍の時間をかけた」という話をすると、なんとなく効率が悪そうな。

 
「プレゼンテーションを突然することになった。」こんな経験もないではないですが、殆どの場合は前日以前にお話をいただき、あるいは立候補させていただいたうえで臨みますから、準備ゼロということはまずあり得ません。まあ、普段からプレゼンテーションをする機会は多いので、Macの中には(正確にはクラウドサーバ上ですが)何かしら資料は揃っていますが、それにしてもその場に必要な準備はします。
 
準備すべきことは資料だけではありません。会場のインターネット環境はどうか。Wi-FIは使わせてもらえるか、ダメならどうするのか。プロジェクタはMacでも大丈夫か、Macのプロジェクタ用コネクタは忘れていないか(持参するので)。音を出すときは、その準備はOKか。場合によっては、iPadやiPhoneにバックアップをしているか、ということも考えます。僕がWindowsを使ってた頃に、さっきまで快調だったパソコンが使えず、急遽USBメモリに入れておいた資料を別のPCで投影したことがありましたので。
 
また、資料は4:3なのか、16:9なのか。何分間で話し終えるのか、動画がある場合はその時間も考慮しなくてはなりません。そのとき、プレゼン資料内にある動画なのか、あるいはブラウザでYouTubeなどで見せるのか、によって操作時間が変わってきますので、その数十秒も計算しておくべきですよね。
 
そして何より、今日のテーマはなにか、どこにフォーカスすべきか、いくつ伝えたいのか、それらを話すスピードも鑑みて練習を繰り返します。その理由は、「伝えたい」=「伝わる」ではないから。こちらがいくら思い入れが強くて、一生懸命話したとしても、相手に伝わるか、響くか、は別のお話。目的はなにか、このプレゼンを聞いた方々に、何をしてほしいのか。それが達成されて初めて、そのプレゼンは意味のあるものになるのですよね。いや、毎回本当に冷や汗モノです。
 
今回は、柳下さんにレビューしていただき、増えすぎたプレゼン資料をスリム化できました。やっぱり見てもらう、って大事ですね。感謝です。
 
さて、これで伝わるか。いや、しっかりと伝え切ります。

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