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【新しい働き方21】社畜にはならない

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僕の著書「iPad on Business 」でお話させていただいた吉越浩一郎さん。先月もお会いさせていただき、いろいろとお話を伺う機会がありました。その吉越さんが書かれた近著「「社長」を狙うか、「社畜」で終わるか。 」という刺激的なタイトル。ここに書かれた内容に対するインタビュー記事です。
 

最初に言いたいのは、まさにこんな時代に会社が定年退職まで残っていると思うか? ということですね。「社畜で構わない」と言う人には、では10年、20年後に今いる会社がなくなったとき、ほかに働ける場所がありますか? と聞きたい。実際、バブル崩壊やリーマンショックで行き場をなくして音信不通になった人をたくさん知っています。

切り出しから刺激的なお話ですが、これこそいわゆる「ぶら下がり社員」だということなのでしょう。この話はこう続きます。

社畜で居続けるということは、その会社の仕事の方法に唯々諾々(いいだくだく)と従う、ということですよね。そこでしか通用しないやり方やスキルでは、市場のニーズとはかけ離れた人材になってしまい、取り返しのつかないことになりかねません。そもそも雇用形態の流動化が世界的に叫ばれる中、正社員で1つの会社に居続けられる、というのはもはや幻想にすぎないのです。

僕が社会人になったころ、安定を求めて銀行に行く同年代も多くいましたが、その銀行の中にはもうなくなってしまったところを含めて、統廃合の結果、当時の銀行名が残っているところは一社もありません。銀行でさえ、そうなんですよね。
 

わたしの妻はフランス人ですが、社会の現実はフランス語でいうところの「コンクール」の連続なんです。社畜とは、そういった現実(競争)から目をそらす言葉でもあるし、逆に現実を直視しない人には僕から「君は社畜だ」と言ってあげようと。そこにとどまってほしくないからね。

自分で社畜と言っている人や、他人をネットで批判している人はいますが、面と向かって吉越さんから「君は社畜だ」と言われるって怖いですね。実に恐いです。

そして、僕は本インタビューの中で一番気に入ったのは、以下のフレーズです。

僕は社長になれないって思うんだったら、その会社は辞めたほうがいい、と思っているくらいなんです。つまり、自分の能力で自分のビジネス、すなわち人生を100%コントロールできる将来像が描けないんだったら、別の道を探るべき。

すごく分かります。「社長」という役職がどうか、という話ではなく、それくらいの気持ちで会社を見てみろよ、ということですよね。社長や上司を簡単に批判する人の多くは、「自分ならこうする」とは言いません。なぜなら、そこまで考えていないから。前職でも孫正義社長の悪口を言いながら辞めていった人たちは、今は音信不通。どうされているのか分かりません。
 
社畜など誰が言い始めたのか知りませんが、そんなところに沈んでいても先は見えている。そんな気がします。

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