iPad版サラリーマン金太郎の仕組みってどうよ
こういう電子書籍が販売されてしまうと、ついつい読んでしまいます。(笑)
この電子書籍版はおもしろいビジネスモデルだと思っています。まあ、前半は使い回しなので、上手にやってるな、という感はありますが。
僕はあまりマンガを読まないのですが、本宮ひろ志さんのマンガとなればノスタルジックな気分も含めて読んでしまいます。古くは「男一匹ガキ大将」を、高校卒業時に行った、宮崎県高千穂峡のユースホステルで一泊延長して読破して以来、本宮ひろ志さんのマンガはついつい熱くなって読んでしまいます。
他のマンガは知らないのですが、本アプリは時間制になっています。一日30分であれば無料、という仕組みなんですね。で、オーバーしても読みたいのならポイント(体力回復と呼んでいるようですが)を購入する。で、30分毎に買ったポイントを消耗していく、という仕組みです。なかなかおもしろい。
ですので、家族で読み回すにしても、同じところでもポイントを消耗するのです。面白ければ面白いほど、みんなで読みたい本であればあるほど、ポイントを消費しないといけない仕組みになっています。つまり、この本を所有することができない仕組みになっているのです。
近年、著書を所有するとかしないとか、著作権者界隈で問題になっていますが、こういう仕組みなら所有させないで済むのだな、と理解。いや、納得はしませんけどおもしろいです。
不満気なタイトルになってしまったのは、やっぱり古い人間なので気持ちのどこかに所有したいというのがあるのでしょうね。面白かったパートを1-2ページばかり家族に説明するにもポイントが必要というところがなあ、と思ったり。いや、うまいビジネスモデルだな、と感心している今日このごろです。