【読書】「ノマドワーカーという生き方」は、プロセスを感じる本でした
昨日、ちょっと渋谷に行く機会があり、東急百貨店本店の上にある書店、丸善&ジュンク堂書店に行ってきました。広い書店なのでワクワクするのですが、どうしてもコンピューター関連のほうに行ってしまいます。(笑)
いろいろと見て歩いている時に、立花岳志さんの本が目に入りました。「ノマドワーカーという生き方 」です。正直申し上げて、ノマドワーカーという言葉自体、2年以上前に流行のように出てきて、ある一部の人からは意味を取り違えられたり、カフェでMacBook Airを広げることをドヤリングなどと揶揄されたり、という位置づけになっている印象があったのですが、本来はワークスタイルのことなのに、という思いがあったせいか、つい手に取りました。
iPhoneでAmazonを見るとKindle版もあったのですが、その時にはiPadを持っていなかったので、すぐに読みたいと思った僕はその場で書籍を購入。渋谷から帰ってくる途中で読ませていただきました。
立花さんは、ノマドワーカーをフリーランスと同義語でお使いになっておられるようです。まあ、明確な定義のない言葉でしょうから、そこは本質ではありません。立花さんは、ご自身が会社員時代、体重100kgを越える巨漢だったころから、一念発起してもダイエットし切れず、といったプロセスを丁寧に書いていらっしゃいます。この本を読むと、ブログを書いても続かない人、ダイエットしたいという気持ちだけある人などは、とても共感できるのではないか、と思います。
僕自身、昨年10kg痩せてから、そこからなかなか進んでいないので最近になってようやく活動し始めたところ。なかなか最初は何とかなっても、維持、継続って難しいものです。立花さんは、ツイッターやフェイスブックといったソーシャルメディアで繋がった人と競争したり、意見を交換しあうことで孤独でやめてしまう、ということをせずに済んだと書かれています。たしかに、独りで継続するってしんどんですからね。
イベント企画についても書いておられます。90年代に主催した時には、会が大きくなるにつれてストーカーまがいの人が参加してきたり、ということがあったようです。これは現在で言うと、名刺交換したらすぐに営業の電話をかけてきたり、頼みもしないメルマガを送り付けてくるようになったり、ということに近似したことかもしれません。まあ、僕も過去には苦労したなあ。(遠い目)
正直申し上げて、似たような意味合いの書籍はたくさんあると思います。ただ、本書が優れているとおもったのは、ことごとく丁寧に書かれているというところ。書籍って、意外と丁寧に書かれていないものです。これは、性格もあるのだとは思いますが。
興味がある方は、一度読んでみられる価値があると思います。