スマートフォン、企業、環境を揃えたら、働き方を変えるのは、残る法律だけ
カフェでMacBook Airなどを広げて仕事をする人を「ドヤリング」などと呼ぶことを最近知りました。へえ。
サイボウズさん自体が、いろいろと新しい働き方にチャレンジされているのは有名で、社長の青野さんご自身が育休を取られたり、と素晴らしい取り組みをされているわけですが、ここに登場されるモーハウスさんも、子供におっぱいをあげながら会議に参加する、といったワークスタイルをとっておられる企業。こういう企業が話題になるということは、その対極的な企業が多い、という表れでもあるわけですが。
当社も今年になって子育て中の女性に入社していただいて、少ない時間で高い成果を出していただいています。労働時間が多いことが問題視される企業もありますが、そこで言われる「労働時間」の定義は、ほとんどが「在社時間」です。成果を出している「就業時間」とイコールでないことが多いのですね。
最近では、スマートフォンやタブレットを活用して外出先で仕事をスマートにこなす方々が増えているわけですが、ではこの時間を「就業時間」あるいは「労働時間」に、どのように反映するのか、がこれからの課題になる?課題になるかどうかは、実は法律に依存しているところがあるのですね。法律で、週40時間などという規制があるため、時間管理をしなくてはならない。もちろん、時間が成果を生み出す企業もたくさんあるのでしょうが、IT業界においては、必ずしも時間が成果を生み出すとは限らず、せいかという言葉なら、実は移動時間に生み出しているかも知れないですし、自宅でやった仕事が成果を生んでいるかも知れない。
スマートフォンやタブレット、あるいはノートPCかも知れないのですが、どこでも仕事が出来る環境を持つことで、より高い成果が出る人たちがいるのであれば、それを認めない理由はないわけですね。しかし、法規制が整っていないから、どうしても時間管理のほうに振れざるを得ない。
しかし、これからはこの記事にあるような、新しい働き方をする人がどんどん増えてくるのだと思います。企業が環境を整え、配偶者の協力を得て、同僚もサポートする。あとは法律だけ整えば大丈夫、だと思っているのですが。