Digital or Die? 理解できない経営者は早く退くほうがいい
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昨日は、Softbank World 2013に参加してきました。基調講演は孫正義社長の講演。数千人入ると思われる会場はビッシリ。孫社長の講演が終わったら退出する人がゾロゾロだったことを考えると、孫社長の講演を聴きたくて来られた方が多かったのですね。
孫社長は冒頭に「Digital or Die」という話をされていました。「どんどんデジタル化をしていくか、もしくは自社の将来がないというところに追い込まれるか。もっと積極的にデジタル化していかなければならない」というように話されましたが、それを英語では「Digital or Die」と表現していたのです。直訳すれば「デジタル化するか、死ぬか」ということですね。経営者にとって、それくらい切羽詰まった課題だ、ということを言いたかったのでしょう。去年のこの場では「iPhone、iPadを持っていない人は悔い改めためてほしい」と冗談めかして言っていたことを思い返すと、時代はもっと切羽詰まった状態だ、ということなのだろうと思います。
僕が先日、中央労働災害防止協会主催の経営者向けセミナーでお話した際にも、「ITを敬遠している経営者は、即刻退任して若い人たちに委ねるべきだ」という主旨のお話をさせていただきましたが、孫社長の口調はもっと何倍も強い。でも、そういうことなのだと思います。
「コストをかけられない」それも言い訳だと思いますね。世の中には低価格のクラウドサービスがたくさんあるわけで、その情報を得ていない、得ようとしていないことが問題なのですし。
「コストをかけられない」それも言い訳だと思いますね。世の中には低価格のクラウドサービスがたくさんあるわけで、その情報を得ていない、得ようとしていないことが問題なのですし。
ITという言葉が障壁なら、言い換えればいい、というのは、全日空の岡田副社長が公演されていました。全日空の中でも、「IT」と名の付く部署を「業務プロセス」という言葉に変えたそうですが、やるべきことは道具の導入ではなく、そこから生み出されるもの。全日空は、iPad導入後にCA、パイロット、地上職員の「働き方が変わった」と仰有っていました。そういうことなのだと思います。
企業の大小ではなく、経営者、あるいは管理職自ら動くことが大切なのですね。再認識することができました。ありがとうございました。
企業の大小ではなく、経営者、あるいは管理職自ら動くことが大切なのですね。再認識することができました。ありがとうございました。
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